
2025.05.20
子育ての「楽しい」を最大限に! 親子の時間をもっと楽しむコツ
「子育てって楽しいな」「もっと楽しめるコツってある?」とお考えの方はいませんか?
子育ては楽しい瞬間がたくさんあり、親の毎日を充実させてくれます。
しかし、中には「楽しいよりも大変と感じることが多い」など、子育てを思ったように楽しめていないと感じている方もいるようです。
本コラムでは、子育ては楽しいと答えた方の意見や、子育てが楽しいと感じるタイミング、そして子育てを楽しむためのコツを7選解説します。
目次
子育ては楽しい!子育てしてよかった!と感じる方は多い!

皆さんは子育てといえばどのようなイメージをお持ちですか?
「毎日が充実していて楽しい!」という方や「忙しくて大変」という方もいるでしょう。
ここでは「子育てしてよかった」という方の割合と「子育ては大変だ」と感じている方の割合について解説します。
99%の人が「子育てをしてよかった!」と思っている
厚生労働省が行った子どものいる家庭を対象にした調査によると、99%の人が「子育てをしてよかったと思うことがある」と答えています。
特に多くの方が挙げた理由として、
- 「子どもといることで毎日の生活に活気が出る」
- 「子どもの成長を見て喜びを感じる」
- 「子どもとのふれあいが楽しい」
といった意見がありました。
子どもの存在は、日常の何気ない瞬間に幸せや楽しさをもたらしてくれるものです。
子育てには大変な面もありますが、それ以上に子どもとのふれあいや成長を見守る中で得られる喜びが、親にとって大きな支えや活力となっています。
実は大変だと感じている方も多い!?

前述のとおり、99%の方が子育てをしてよかったと思っています。
一方で、96.3%の人が「子育ては大変」と感じていることも明らかになりました。
子育てを大変だと感じる理由として「子ども中心の生活になり自由な時間が減る」「パートナーが非協力的で、一人で子育てをしなければならない」といった声が挙げられています。
特に共働きである場合、家事に育児、仕事と複数のことをこなさなければならないため「子どもは可愛いけれど、少し疲れたな」と感じてしまう場合もあるでしょう。
子育てが楽しいと感じるタイミング6選

子育ては、どのようなときに「大変さ」を感じながらも「楽しい!」と感じるのでしょうか。
次は、子育てが楽しいと感じるタイミングを6つ解説します。
子どもの笑顔が見られたとき
子どもの笑顔は、親にとって何よりの力となり、かけがえのない宝物です。
笑顔を見るたびに、仕事や家事、育児に対するやる気が湧き、「もっと頑張ろう」と思える瞬間がたくさんあります。
子どもの笑顔には、不思議なほどの癒しや元気を与える力があり、日々の忙しさの中で親の心身を支えてくれる頼もしい存在になるでしょう。
愛情表現をしてくれたとき
愛情をたっぷり注いで子育てをすることで、子どもはいつか言葉や行動でその愛情を返してくれるようになります。
その瞬間は、親にとって何よりも大きな喜びを感じられるでしょう。
子どもからの「ありがとう」や、お手伝いをしようとしてくれたり、頭をよしよししてくれたり、ふとした優しい行動は、親の心を温かくし、子育ての大変さを忘れさせてくれる特別なものです。
こうして親子の間に育まれる愛情は、互いを支え合う力となり、人生を豊かにしてくれます。
子どもと会話ができるようになったとき
子どもが言葉を話せるようになると、親子のコミュニケーションは大きく変わります。
特に初めての発語は、とても貴重で子どもが何歳になっても覚えている親も多いでしょう。
また、話せるようになったことで子育てに新たな楽しさが加わりますし、日々の会話を通じて親子の絆がさらに深まりやすくなります。
子どもの成長を感じたとき
子どもの成長を見守る中で、子育ての楽しさを実感する瞬間はたくさんあります。
子どもの成長は、親にとって大きな喜びですよね。
たとえば、一語でも言葉を発したとき、子どもが自分でごはんを食べられるようになったときや、一人で着替えができた時、成長したなと感じる親も多いでしょう。
こうした小さな一歩一歩が、親にとってはかけがえのない感動をもたらしてくれます。
子どもとおでかけができたとき
子どもと一緒におでかけして新しい体験をすることは、親にとっても楽しい時間です。
初めて見るものに驚いたり、何かに夢中になって笑顔を見せたりする子どもの姿は、親にとって何よりの喜びとなります。
その瞬間ごとに感じる幸せは、親子で共有するかけがえのない思い出となり、子育ての楽しさをさらに深めてくれるでしょう。
子どもと喜んだり、楽しめたりしたとき
おでかけ先で子どもが楽しそうに笑ったり、嬉しそうな姿を見せたりする瞬間は、親にとって子どもの成長を感じつつ、とても幸せな気持ちになります。
また、子どもが成長すると「ママ、楽しいね」「嬉しい!」などと自分が感じたことを伝えてくれるようになります。
そうやって喜びなどの感情を共有し合い、お買い物やお散歩などを親子で楽しむことができると「子育てって楽しいな」と思えるようになるでしょう。
子育てを楽しむためのコツ7選

子育てはいつも楽しいわけではありませんよね。
慣れない子育ての中で「疲れたな」「どうしたら良いの?」と悩むこともあるでしょう。
でも、子どもとの大切な時間だからこそ「もっと子育てを楽しみたい」という方に向けて、ここでは子育てを楽しむコツを7つ解説します。
子育てを完璧にやろうとしない
家事や育児を完璧にこなそうと頑張りすぎず、「まあいいか」と肩の力を抜く気持ちも大切です。
体が辛いときは無理をせず、しっかり休むことも必要です。
また、他人と比べて焦る必要はありません。
大切なのは、自分らしいペースで子育てを楽しむことで、親も子どもも笑顔で過ごせる時間を増やしていくことが、一番の幸せにつながります。
自分を褒める
初めての育児は分からないことが多く、不安になりやすいものです。
その中で、毎日慣れない育児に向き合いながら頑張っている自分を「よくやっている」と褒めてあげることも大切です。
日々の経験を通して、親も少しずつ成長していきます。
小さな一歩一歩を積み重ねる中で、自分らしい子育てが見つかっていくでしょう。
一人で子育てしようとしない
子育ては様々な悩みや不安が出てくるので、一人だと「どうしたら良いだろう」と困ってしまうことも増えます。
一人で子育てしようとせず、パートナーやママ友・パパ友などいろんな人に頼ることも大切です。
育児や家事の中で、気軽に嬉しいことや困ったことを話せるママ友・パパ友がいると、とても心強いものです。
共感し合ったり助け合ったりすることで、不安や孤独感が和らぎ、気持ちが軽くなることもあります。
また、パートナーと家事や育児を分担することで、親自身の負担が減り、気持ちに余裕が生まれます。
一緒に協力しながら取り組むことで、楽になるだけでなく、育児の楽しさもさらに増していくでしょう。
自分の時間もつくる
子育て中は、自分のことを後回しにしてしまいがちで、心も体も疲れやすくなるものです。
このような状態が続くと、心の余裕がなくなり、子どもに優しく接することが難しく感じることもあります。
だからこそ、疲れたときには無理をせず、しっかり休む自分の時間をつくることが大切です。
親がリフレッシュして心と体を整えることで、また笑顔で子どもと向き合うことができます。
自分を大切にすることは、楽しい子育てにもつながる大事なステップです。
親がイライラして心に余裕がないと「今は忙しい」「一人で遊んでて」など、子どものちょっとした気づきや発見に気づきにくくなります。
楽しい子育てを実現するためには、自分の時間を作って心をリフレッシュすることも大切なのです。
子どもの成長に目を向け・対話する
子どもの小さな成長に目を向けると、日々の子育ての中にたくさんの喜びを見つけることができます。
初めてできたことや、少しずつできるようになったことを一緒に喜ぶことで、親子の絆も深まるでしょう。
また、子どもの話にしっかり耳を傾け、その気持ちを理解しようとすることは、親子のより良いコミュニケーションにつながります。
子どもの気持ちに寄り添うことで、安心感を与え、信頼関係を築くことができるのです。
他の子と比べない
子どもにはそれぞれ個性があり、必ずしも親の思い通りになるわけではありません。
他の子と比べることに意味はなく、それがかえって親子の負担になることもあります。
大切なのは、子どもの良いところに目を向け、それを認めてあげること、その個性を愛し、伸ばしていくことです。
子どもが「自分は大切にされている」と感じることで、親子の関係がより豊かで温かいものになるでしょう。
子どもと楽しもう
子どもの遊びに付き合うことが多い中で、親自身が心から楽しめているとは限らないこともあります。
このような時は、親が好きなことを子どもと一緒にやってみるのも良い方法です。
例えば、「音楽を聴きながらダンスをする」「塗り絵やお絵かきに挑戦する」といった活動は、子どもの興味を引くだけでなく、親子で楽しむ時間を増やすきっかけにもなります。
こうした遊びは、親子のストレス発散につながるほか、共通の趣味として長く楽しむこともできるでしょう。
親子で一緒に楽しむ時間を通じて、より豊かな思い出が作れるはずです。
子育ては楽しいけど大変なときもある!そういうときは?

子育ては「楽しい」と感じる瞬間が多い一方で、心も体も疲れやすく、辛いと感じる時もあります。
子どもが何かできるようになったり、思うようにいかなかったりするたびに、嬉しさや悲しさといった感情が入り混じるのも、子育てならではの体験です。
また、子育てに悩んでいるとき、周りのママ友やパパ友から「子育ては楽しいよ」や「うちの子はもっと大変だよ」などと言われると、「楽しいと思えない自分が良くないのでは」と自分を責めてしまうことがあります。
「私よりも大変な人がいるのに、どうして頑張れないのだろう」と、気持ちが落ち込んでしまうこともあるかもしれません。
しかし、大切なのは、周りの意見よりも、自分が「大変だ」と感じている気持ちをしっかり受け止めることです。
自分を責めるのではなく、そう感じている自分に優しく寄り添いましょう。
辛い時には、無理をせず、頼れる人に助けを求めることも大事です。一人で悩みを抱え込まず、周りのサポートを受けながら、少しずつ心に余裕を取り戻していきましょう。
以下の記事では、子育ての悩みあるあるを11選と、その解決法を解説しています。
子育て相談あるある!仕事との両立などみんなのお悩み11選と解決法
「みんなは子育てでどんなことに悩んでいるの?」「今抱えている悩み、どうしたら良いだろう」とお悩みの際は、ぜひ参考にしてください。
公益財団法人イオン1%クラブ「イオン すくすくラボ」について
公益財団法人イオン1%クラブでは、0歳から3歳までの子どもとその家族を対象とした子育て支援活動「イオン すくすくラボ」を運営しています。
子育ては、一人で抱え込まず、周囲の協力を得ながら楽しむことが大切です。
同活動では、子育てに詳しい講師によるセミナーやお悩み相談会、親子で楽しめるふれあい遊びなどを実施しており、子育て世帯に寄り添った活動に取り組んでいます。
これらの活動を通して、「イオン すくすくラボ」は子育て家庭を支援し、地域社会の持続的な発展に貢献することを目指しています。
まとめ
本コラムでは、親子の時間をもっと楽しむコツを解説しました。
子育ては「してよかった」と感じる人が多い一方で、「大変なところもある」といった意見もあります。
それでも、子どもの成長を間近で見守ったり、一緒にお出かけやお散歩をする中で新しい発見があったりと、楽しいこともたくさんあります。
子どもは、親が楽しそうに笑っている姿を見るのが大好きです。
その笑顔は、子どもに安心感や幸せを与える力があります。
もし「楽しめないな」「疲れた」と感じる時があれば、無理をせず少しお休みを入れてみましょう。
自分と子どものペースで、ゆっくりと子育てを楽しむことが大切です。
公益財団法人イオン1%クラブについて

公益財団法人イオン1%クラブは、1990年に設立され、「お客さまからいただいた利益を社会のために役立てる」という想いのもと、「子どもたちの健全な育成」「諸外国との友好親善」「地域発展の貢献」「災害復興支援」を主な事業領域として、環境・社会貢献活動に取り組んでいます。
公益財団法人イオン1%クラブでは、地域社会の持続的な発展を目指し、0歳から3歳の乳幼児や未就学児とそのご家族を対象に、育児に関する深い知識を持つ講師によるセミナーやお悩み相談会等を行い、地域の子育て世代をサポートする「イオン すくすくラボ」も運営しています。
また、小学校1年生から中学校3年生までの子どもたちが環境に関する様々な活動を行う「イオン チアーズクラブ」や、高校生が日ごろ取り組んでいる環境活動を発表し、表現力や発信力を高めることを目的とした「イオン エコワングランプリ」など、お子さまの成長に合わせたさまざまな活動も行っています。
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