【小学生向け】小学生でもできるエコ活動とは?お家や小学校でできる9個のこと!
エコ

2024.07.23 (更新日:  2024.07.25)

【小学生向け】小学生でもできるエコ活動とは?お家や小学校でできる9個のこと!

エコ活動ってなに?小学生でもできることってある?

エコ活動は子どもから大人まで簡単に取り組めるものがたくさんあります。

本コラムでは、エコ活動とはどういった活動なのかについて解説し、小学生が学校でできるエコ活動を9個紹介(しょうかい)します。

エコ活動ってなに?どんなことをするの?

「エコ」という言葉は学校の授業やニュースなどでよく耳にしますよね。

では、「エコ活動」とはどんなことをするのか知っていますか?

ここでは「エコ活動ってなに?」「どんなことをするの?」という質問に答えます。

エコ活動とは「地球に与(あた)える悪い影響(えいきょう)を減らすために行うもの」

そもそも、「エコ」とは、生物を取り巻く環境(かんきょう)を意味する「エコロジー」という言葉の略で、現在では「環境(かんきょう)にやさしい」といった意味で使われています。

エコ活動とは、環境(かんきょう)のことを考えて地球に与える悪い影響を減らすための活動のことです。

地球温暖化や森林破壊(しんりんはかい)、海洋汚染(かいようおせん)など、私たちが暮らす地球にはさまざまな環境問題(かんきょうもんだい)があり、これらの問題を解決していくための方法の1つとしてエコ活動があります。

私たちにできるエコ活動は、地球全体から見ると小さな活動に思えるかもしれませんが、多くの人々が同じような取り組みを行うことで、地球に良い影響(えいきょう)を与(あた)えることができるのです。

エコ活動は1人で始められるものから、みんなで取り組むものまでさまざま

エコ活動は、1人でも始められるものから、地域や団体、学校のみんなで力を合わせて取り組むものまでさまざまです。

例えば、今日から1人で始められる取り組みには次のものがあります。

  • 使っていない部屋の電気を忘れずに消すこと
  • お家のゴミを分別したり、ゴミになるものを減らしたりすること
  • シャワーを流しっぱなしにしない など

みんなで取り組むエコ活動もあります。

  • 地域の清掃活動(せいそうかつどう)やリサイクル活動に参加すること
  • エコ活動に関するワークショップやイベントに参加すること など

このように、だれでも気軽にできることがエコ活動につながり、日常生活の中でほんの少しエコを意識するだけでも立派なエコ活動になります。

さまざまなエコ活動の中から、自分ができることは何かを考え、できることから始めてみましょう。

【低学年向け】小学生にもできる!エコ活動を5個紹介

ここでは、小学校低学年でもできるエコ活動を5個紹介します。

  • 先生や友達と、環境問題(かんきょうもんだい)やエコ活動について考えてみる
  • 教室を出る時は忘れずにに電気を消す
  • 水を出しっぱなしにしない・コップを使って歯を磨(みが)く
  • 物を大切にし、使えるものは再利用する
  • 給食は好き嫌(きら)いをせず、残さない・量を減らす

エコ活動を始めてみたいと思った時は、できることから始めてみましょう。

先生や友達と、環境問題(かんきょうもんだい)やエコ活動について考えてみる

なぜエコ活動が必要なのかを知るために、環境問題(かんきょうもんだい)やエコ活動について考えることも大切です。

学校の図書室で環境問題(かんきょうもんだい)やエコ活動についての本を借りて読んだり、読んで思ったことを学校の先生や友達と話し合ったりして理解を深めましょう。

「これなら私たちにもできる」「こういう取り組みを学校やお家でやってみよう」と考え、行動につなげることがエコ活動の第一歩になります。

教室を出る時は忘れずに電気を消す

休み時間や移動教室の時など、教室を出る時は忘れずに電気を消すように心がけることは節電になり、エコ活動につながります。

私たちが使う電気は発電所から届いており、発電所には火力発電所、水力発電所、原子力発電所などがあります。

現在の日本で主流なのが火力発電で、石油や石炭、天然ガスなどでお湯を沸(わ)かして出た蒸気の力でタービンという大きな機械を回して電気が作られています。

この火力発電で電気を作る時、温室効果ガスである二酸化炭素が排出(はいしゅつ)されていることをご存じですか?

温室効果ガスが増えると地球温暖化につながるため、電気を無駄(むだ)にしないことが大切です。

また、火力発電所で電気を作るには石油、石炭、天然ガスといったエネルギー資源が必要となるため、電気を無駄(むだ)にしないことが限りあるエネルギー資源を大切に使うことにもつながります。

地球温暖化を防ぎ、資源を大切に使うためにも、教室を出る時は忘れずに電気を消すようにしましょう。

水を出しっぱなしにしない・コップを使って歯を磨く(みがく)

水も、私たちの生活を豊かにしてくれる資源の1つです。

水道の水を30秒間出しっぱなしにすると、約6Lの水が無駄(むだ)に流れてしまいます。

外遊びや体育の授業のあとに水道で手を洗う際、友達とおしゃべりをしながら水を出しっぱなしにしているだけで、大切な水を無駄(むだ)に使ってしまっているのです。

歯磨き(はみがき)の時は必要な水をコップに入れて使ったり、手を洗う時には水を出しっぱなしにしないなど、水を大切に使うためのちょっとした行動がエコ活動につながります。

物を大切にし、使えるものは再利用する

学校で使う鉛筆(えんぴつ)やノートの材料にも、大切な資源が使われていることを知っていますか?

鉛筆の材料には黒鉛(こくえん)やねんどなどの資源が、ノートの材料には木などの資源が使われています。

使えなくなったらすぐに捨ててしまうのではなく、なるべく有効利用することがエコ活動につながります。

「鉛筆(えんぴつ)が短くなってしまったから捨てよう」「ノートのページがなくなったから捨てよう」とすぐに捨てず、再利用できないか考えてみてください。

  • 短くなった鉛筆(えんぴつ):コンパス用の鉛筆(えんぴつ)にして使う・キャップをつけて使う など
  • ページがなくなったノート:空白のページを切り取ってメモにする・リサイクルに出す など

最後まで大切に使ったり、再利用したりすることも私たちにできるエコ活動です。

給食は好き嫌(きら)いをせず、残さない・量を減らす

みなさんは学校の給食で嫌(きら)いなものを残してしまった経験がありますか?

残してしまった給食は多くの場合、ゴミとして処分されます。

このように、まだ食べられる食品を捨ててしまうことをフードロスと言います。

農林水産省によると、日本国民1人あたりが1日に捨ててしまう食べ物の量は茶碗(ちゃわん)1杯分で、1年間では約42kgの食べ物を食べずに捨ててしまっている計算になるのです。

フードロスは、食べ物をゴミとして燃やす際に出る二酸化炭素などの温室効果ガスも問題になっています。

給食はもちろん、お家でのご飯も好き嫌(きら)いせず食べることや、どうしても食べきれない場合は最初にご飯の量を減らすなどの工夫がフードロスを減らすことにつながり、エコ活動に参加することができます。

【高学年向け】小学生にもできる!エコ活動を4個紹介

次は、小学校高学年でもできるエコ活動を4個紹介します。

  • ゴミや食べ残しを減らす方法はないか自分で考えて行動してみる
  • 実際にエコに関連する実験や体験をしてみる
  • 文房具(ぶんぼうぐ)は再生紙のノートやエコマークがついたものを使用する
  • 植物を大切にする

ゴミや食べ残しを減らす方法はないか自分で考えて行動してみる

前に書いてある小学校低学年でもできることをヒントに、ゴミや食べ残しを減らす方法が他にもないか考えてみましょう。

テレビや本、インターネットでさまざまなエコ活動について調べてみて、今日からできそうなものや自分でやってみたいことを選んでみるのもいいでしょう。

ゴミや食べ残しを減らす方法について考えたら、次は「実際に行動に移すこと」もエコ活動の1つです。

簡単に始められること、続けやすいことからチャレンジしてみましょう。

実際にエコに関連する実験や体験をしてみる

理科の実験やものづくりなどの体験を通してエコ活動について知ることもできます。

ワークショップという体験型の学習講座では、エコ活動に関するものも開催(かいさい)されているので参加してみるのもよいでしょう。

過去に開催されたワークショップを紹介しているので、こちらのコラムも参考にしてみてください。

SDGsワークショップの事例17選!小・中・高・大学生向けをまとめて紹介!

また、インターネットには実験の方法などを紹介しているウェブサイトもあるので、夏休みの自由研究などで実際にやってみることもできます。

エコ活動について本やインターネットで知るだけでなく、実験や体験を通して学ぶことで、自分なりのエコ方法を考えたり、行動したりすることが大切です。

文房具(ぶんぼうぐ)は再生紙のノートやエコマークがついたものを使用する

再生紙とは、一度使われた紙をリサイクルしたものです。

再生紙を使ったノートなどには「エコマーク」がついていることもよくあります。

エコマークがついた商品は、商品を作る時から捨てる時までの全体を通して環境(かんきょう)に対する負担(ふたん)が少なく、環境(かんきょう)を守ることにつながります。

再生紙から作られた文房具(ぶんぼうぐ)を積極的に使ったり、購入(こうにゅう)する商品にエコマークがついているかを確認したりすることもエコ活動の1つです。

新たに文房具(ぶんぼうぐ)を購入(こうにゅう)する時は、エコマークがついているかどうか確認してみてくださいね。

植物を大切にする

植物は光合成をしており、温室効果ガスの1つである二酸化炭素を吸収して酸素を出す働きがあるため、植物を大切に育てる行動がエコ活動につながります。

小学校では授業や課外活動、または委員会活動などで花や植物を育てる機会があると思います。

そういった授業や委員会活動の中で育てた植物を大切にしたり、お家でも積極的に植物を育てるようにしてみましょう。

まとめ

本コラムでは、小学生が簡単に取り組める9個のエコ活動を紹介しました。

お家や小学校で実際にできそうな活動もあったのではないでしょうか。

周りの友達や先生、両親、兄弟姉妹とも一緒に取り組み、小さな活動を次第に広げていくことで、地域や社会全体を巻き込んだエコ活動につながります。

また、本コラムを読んで「もっとエコ活動について知りたい」「私たちにできることが知りたい」という皆さまは、公益財団法人イオン1%クラブのホームページをぜひご覧ください。

小学生から中学生のお子さんは、公益財団法人イオン1%クラブ「イオン チアーズクラブ」の体験学習に参加してみるのもおすすめです。

イオン チアーズクラブを運営する、公益財団法人イオン1%クラブについて紹介します。

公益財団法人イオン1%クラブについて

公益財団法人イオン1%クラブは、1990年に設立され、「お客さまからいただいた利益を社会のために役立てる」という想いのもと、「子どもたちの健全な育成」「諸外国との友好親善」「地域発展の貢献」「災害復興支援」を主な事業領域として、環境・社会貢献活動に取り組んでいます。

公益財団法人イオン1%クラブでは、小学生を中心とし、体験学習から自然や環境に向き合うことができる「イオン チアーズクラブ」も運営しています。

イオン チアーズクラブでは、環境に関するさまざまな体験や学習を1年を通して実施し、自然や環境に興味を持ち、考える力を育てるお手伝いをしています。

また、中学生が環境問題を自ら考え、書く力を養う「中学生作文コンクール」や、高校生が日ごろ学校で取り組んでいる環境活動を発表し、表現力や発信力を高めることを目的とした「イオン エコワングランプリ」などさまざまな活動を実施していますので、ぜひ下のURLからご覧ください。

公益財団法人イオン1%クラブの活動内容を詳しく知りたい方はこちら

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