エコ活動とはどんな活動?今日から始められるエコ活動17選をご紹介!
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2024.07.23 (更新日:  2024.07.25)

エコ活動とはどんな活動?今日から始められるエコ活動17選をご紹介!

皆さんはエコ活動について、どれくらい知っていますか?

近年、リサイクルや節電など盛んに行われているエコ活動ですが、具体的にはどういった活動がエコにつながるのかを知りたい人も多いのではないでしょうか?

本コラムでは、今日から実践できるエコ活動をカテゴリ別に17個紹介します。

エコ活動(エコ活)とは?

「エコ活動」とは、地球環境に配慮した活動や行動を指す言葉です。

例えば下記のような活動が挙げられます。

  • 資源を大切にする
  • ゴミを減らす
  • 二酸化炭素排出量を減らす

資源を大切にしたり、ゴミや二酸化炭素排出量を減らしたりする、と聞くと難しく思われるかもしれませんが、今日からでも簡単にできるエコ活動はたくさんあります。

なぜエコ活動が必要なのかを理解しつつ、今日からエコ活動を始めていきましょう。

なぜエコ活動が関心を集めているのか

地球温暖化や森林破壊、海洋汚染など、さまざまな環境問題をニュースなどで耳にする機会も多いのではないでしょうか。

具体的には、生活に欠かせない石油や石炭といった資源をこのままのペースで使い続けると、石油は約50年後、石炭は約130年後に無くなってしまうと予測されているなど、私たちが暮らす地球上ではさまざまな環境問題が起きています。

エコ活動は私たちの生活に大きく影響する環境問題の解決につながるものとして関心を集めています。

地球の未来のために今日からエコ活動を始めてみよう!

関心を集めているエコ活動ですが、皆さんは日常生活の中で実践できていますか?

エコ活動は私たちが暮らす地球の未来のために必要で、私たち一人一人がエコ活動を実践していくことが重要です。

一人一人ができることは小さいと思われるかもしれませんが、その小さな積み重ねが地球全体の環境を守っていくことにつながります。

今日から始められるエコ活動を紹介しますので、できることから実践していきましょう。

今日から始める!エコ活動4選【節水編】

まずは、節水に関する4つのエコ活動について紹介します。

  1. 歯磨きや洗い物をする際は水を出しっぱなしにしない
  2. お風呂の残り湯を洗濯や清掃などに活用する
  3. シャワーを出しっぱなしにしない
  4. トイレは「大のレバー」と「小のレバー」を使い分ける

歯磨きや洗い物をする際は水を出しっぱなしにしない

歯磨きや洗い物をするときに、ついつい水を出しっぱなしにしていませんか?

歯磨きの際に水を出しっぱなしにしていると、30秒間で約6Lもの水が無駄になっており、洗い物の際に水を5分間出しっぱなしにしていると、約60Lもの水が無駄になっています。

この無駄をなくすために、例えば歯磨きのときにはコップに水を汲むことで約0.6L(水を出しっぱなしにした時の約1/10)の水だけで済みます。

また、洗い物をするときには洗い桶を使えば水を流しっぱなしにしなくて済むので大幅な節水になります。

少し面倒に思えるかもしれませんが、歯磨きや洗い物の際は水を出しっぱなしにしないようにしましょう。

お風呂の残り湯を洗濯や清掃などに活用する

浴槽のサイズなどによって変わりますが、一般的にお風呂の残り湯の量は約180Lで、その残り湯を毎日の洗濯や清掃に活用することができます。

特に洗濯は毎回大量に水を使用するため、お風呂の残り湯を使うことで大幅な節水と水道代の削減につながります。

他にも浴槽の掃除や靴洗いなど、日常生活のさまざまな清掃に活用することができます。

シャワーを出しっぱなしにしない

シャワーを出しっぱなしにしていると、どれくらいの水が流れているのかご存じでしょうか。

実は、たった3分間流しっぱなしにしただけで、約36Lもの水が流れてしまっています。

短時間であればお風呂よりもシャワーの方が使用する水は少なくて済みますが、シャワーを出しっぱなしにしているとお風呂よりも多くの水が使用されてしまいます。

髪や体を洗っているときは、こまめにシャワーを止めるようにしましょう。

また、最近は節水機能付きのシャワーヘッドもいろいろな種類が展開されているので、シャワーヘッドの買い替えを検討するのも良いでしょう。

トイレは「大のレバー」と「小のレバー」を使い分ける

トイレのレバーを使い分けることも節水につながります。

便器のメーカーによって流れる水の量は異なりますが、当然のことながら大のレバーの方が多くの水が流れます。

意識せずに毎回大のレバーで流すのは水の無駄遣いです。

トイレは毎日利用するので、しっかりと大と小のレバーを使い分け、日々の節水を心がけましょう。

今日から始める!エコ活動6選【ゴミ削減編】

次に、ゴミ削減に関する6つのエコ活動について紹介します。

  1. ゴミの分別は自治体ルールに従う
  2. 無駄な食材やモノは買わない
  3. 買い物の時はエコバッグを持参しレジ袋を使わない
  4. 使い捨てのモノはなるべく買わない
  5. 不用品はリサイクルショップやフリマを活用する
  6. 生ごみ処理機を活用する

ゴミの分別は自治体ルールに従う

ゴミの分別は自治体によってルールが決まっているため、お住まいの自治体のルールに合わせて、正しく分別するようにしましょう。

ゴミを正しく分別することで、一部のゴミはリサイクルされ新たな資源として活用されます。

リサイクルされると、焼却や埋め立てが必要なゴミの量を減らすことができ、焼却によって発生する二酸化炭素の量を減らしたり、埋め立てによって発生する有毒物質の量を減らしたりすることにもつながります。

分別せずに捨ててしまうと、焼却や埋め立てが必要なゴミの量が増え、リサイクルされるはずだった資源を無駄にしてしまうため、日頃からゴミをきちんと分別するようにしましょう。

無駄な食材やモノは買わない

「安いから」「あとで使うかもしれないから」といった理由で、無駄な食材やモノ商品は買わないようにしましょう。

食材の買い過ぎは、フードロスや冷蔵庫の電力消費量増加につながります。

また、物の買い過ぎも禁物で、買ったものの使わなかった物は結局ゴミとして捨てることになってしまいます。

不要なものを買わないことで、経済的な無駄も省けます。

買い物をするときは、本当に必要かどうか慎重に考えてから買うようにしましょう。

買い物の時はエコバッグを持参しレジ袋を使わない

スーパーやコンビニで購入できるレジ袋は、1回使っただけで捨ててしまうという方も多いかもしれません。

レジ袋はゴミになりやすいというだけでなく、軽くて風に飛ばされやすいため、河川から海へ流れ込んで生態系に悪影響を及ぼすこともあります。

例えば、ウミガメなど海で暮らす生物が海に流れ込んだレジ袋をクラゲと間違えて飲み込んでしまうことなどが挙げられます。

レジ袋は素材の1つにプラスチックが使われているため、ウミガメなどに飲み込まれたレジ袋は分解されず、体内に長く残って食道を塞いでしまい、海洋生物を死に至らしめてしまうこともあります。

加えて、レジ袋の素材に含まれるプラスチックは石油由来の物質です。

燃やすと温室効果ガスである二酸化炭素が発生するため、ゴミとして増えれば地球温暖化が進む恐れもあります。

レジ袋の使用を減らすためのエコ活動として、エコバッグを活用しましょう。

使い捨てのモノはなるべく買わない

使い捨ての割り箸やペットボトルはゴミの増加につながってしまうので、なるべく買わないようにし、マイボトルやマイ箸といった繰り返し使えるアイテムを利用しましょう。

多種多様なデザインのアイテムが販売されているので、お気に入りのデザインを見つけることで良い気分で使える上に、ゴミを減らすことになるのでエコ活動にもなります。

不要品はリサイクルショップやフリマを活用する

服や雑貨、家具などいらなくなったものはゴミとして捨てずに、リサイクルショップやフリマを活用して再利用しましょう。

特に、「デザインが好みじゃない」「小さくて着られない」といった理由で、捨ててしまうのはもったいないです。

自分にとっては不要でも、他の方にとっては価値があるかもしれません。

捨てる前にリサイクルショップやフリマの活用を検討してみましょう。

生ごみ処理機を活用する

生ごみ処理機とは、乾燥または微生物が分解することによって、生ごみの量を減らしてくれる機械です。

生ごみを乾燥させることで量を減らしてくれるだけでなく、においや虫の発生を防ぐことができます。

生ごみ処理機を活用すれば、生ごみを肥料として再利用することもできるので、家庭菜園をしている方や観葉植物を育てている方には特におすすめです。

自治体が補助金を出してくれる場合もあるので、購入前に自治体に確認するとよいでしょう。

今日から始める!エコ活動7選【省エネ編】

最後に、省エネに関する7つのエコ活動について紹介します。

  1. こまめに電気を消す
  2. ガスコンロの火をむやみに強火にしない
  3. テレビをつけっぱなしにしない
  4. エアコンの温度を夏は高めに冬は低めに設定する
  5. 冷蔵庫の中身を整理する
  6. 電球をLEDに変える
  7. 炊飯器や電気ポットの長時間保温は避ける

こまめに電気を消す

電気の無駄遣いを防ぐために、人がいない部屋の電気は消すようにしましょう。

また、家族がばらばらの部屋で過ごしていると、それぞれの部屋の電気をつけることになるため、電力消費量が多くなってしまいます。

家族みんなでリビングなどの部屋に集まることで、家族団欒の時間が取れるだけでなく、節電にもなるので、ぜひ実践してみてください。

ガスコンロの火をむやみに強火にしない

ガスコンロの火をむやみに強火にしないようにしましょう。

コンロの炎が鍋底からはみ出すと熱が外に拡散してしまうため、調理の面では時短にならず、ガス代の面では無駄な費用となってしまいます。

強火にかける必要がある場合は、電子レンジで事前に加熱しておくと省エネ・時短になるので、電子レンジ調理も選択肢に入れておくとよいでしょう。

テレビをつけっぱなしにしない

無駄な電力を消費しないために、誰も見ていないときはテレビを消すようにしましょう。

テレビによっては明るさセンサーや無信号電源オフ機能といった省エネモードがあるので、活用することでさらなる省エネ効果が期待できます。

また、コンセントを挿したままにしておくと待機電力が発生してしまうので、旅行などで長期間不在になるときや、しばらく見ないときはテレビのコンセントを抜くようにしましょう。

32V型のテレビであれば、1日1時間つけている時間を減らすだけで年間約520円の節約にもなるので、節約しながらエコ活動ができます。

エアコンの温度を夏は高めに冬は低めに設定する

必要以上に高い温度や低い温度に設定せず、夏はいつもより設定温度を高めに、冬は低めにすることで節電につながります。

環境省によると、夏は設定温度を1℃高くすることで消費電力を13%削減でき、冬であれば設定温度を1℃下げることで消費電力を10%削減できます。

設定温度以外にも、フィルターをこまめに掃除したり、室外機の周囲を手入れしたりすることで、エアコンの効きがよくなり節電につながります。

また、上着を羽織る、直射日光を遮るなど、ちょっとした工夫でできる温度調整によって、エアコンを使いすぎないようにするのもおすすめです。

冷蔵庫の中身を整理する

冷蔵庫の中にたくさんの食材が入っていると、その分冷やすために多くの電力を消費します。

「セールだったから」「使うかもしれないから」といった理由で、食材を買いすぎないように気をつけ、冷蔵庫が満タンの状態にならないように注意しましょう。

電球をLEDに変える

LED電球は一般的な白熱電球に比べて消費電力が少なく、いま白熱電球を使用しているのであれば、電球を変えるだけで節電できます。

また、消費電力が少なくなることで日々の電気代も抑えることができるため、経済的なメリットもあります。

炊飯器や電気ポットの長時間保温は避ける

炊飯器や電気ポットも、保温機能がついている間はずっと電力を消費しています。

必要以上の保温は電力を無駄に消費し、電気代も高くなるため、長時間の保温は避けるようにしましょう。

炊飯器であれば、食事時間にあわせて炊けるようにタイマーをセットしたり、炊きあがったらすぐに小分けにして冷凍保存するのがおすすめです。

電気ポットも常にお湯を沸かしておくのではなく、必要なときだけ沸かすことで保温時間を短縮することができます。

まとめ

今日から始められるエコ活動17選について紹介してきました。

皆さんは現時点でどれくらいのエコ活動を実践できていましたか?

紹介したエコ活動からわかるように、今までは気にしていなかったちょっとした行動を変えるだけでもエコにつながります。

まだ実践できていない方は、ぜひ紹介したエコ活動を今日から始めてみてください。

また、本コラムを読んで「もっとエコ活動について知りたい」「私たちにできることが知りたい」という皆さまは、公益財団法人イオン1%クラブのホームページをぜひご覧ください。

小学生から中学生のお子さんは、公益財団法人イオン1%クラブ「イオン チアーズクラブ」の体験学習に参加してみるのもおすすめです。

イオン チアーズクラブを運営する、公益財団法人イオン1%クラブについて紹介します。

公益財団法人イオン1%クラブについて

公益財団法人イオン1%クラブは、1990年に設立され、「お客さまからいただいた利益を社会のために役立てる」という想いのもと、「子どもたちの健全な育成」「諸外国との友好親善」「地域発展の貢献」「災害復興支援」を主な事業領域として、環境・社会貢献活動に取り組んでいます。

公益財団法人イオン1%クラブでは、小学生を中心とし、体験学習から自然や環境に向き合うことができる「イオン チアーズクラブ」も運営しています。

イオン チアーズクラブでは、環境に関するさまざまな体験や学習を1年を通して実施し、自然や環境に興味を持ち考える力を育てるお手伝いをしています。

また、中学生が環境問題を自ら考え、書く力を養う「中学生作文コンクール」や、高校生が日ごろ学校で取り組んでいる環境活動を発表し、表現力や発信力を高めることを目的とした「イオン エコワングランプリ」などさまざまな活動を実施していますので、ぜひ下のURLからご覧ください。

公益財団法人イオン1%クラブの活動内容を詳しく知りたい方はこちら

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