2024.11.25
夏休みなどの長期休みに参加したい体験学習はコレ!選び方や具体例まで解説
学校の夏休みなどの長期休みは、2週間〜1か月以上と長期にわたるため、普段は体験できないような学びの機会を得られる絶好のチャンスです。
夏休みなどの長期休みに行われる体験学習には、海や山などの自然に触れたり、アート作品を作ったりと、さまざまなものがあります。
本コラムでは、夏休みなどの長期休みに参加したいおすすめの体験学習を小中高生で分けて紹介し、選び方についても解説します。
長期間休みに体験学習を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
目次
夏休みなどの長期間休みには体験学習がおすすめ!
ほとんどの学校で長期間設けられている夏休みなどのお休みは、たっぷり時間がある分、普段はできない貴重な体験をしたり、新しい学びを得られたりする絶好の機会です。
特に夏休みは、日本全国で子ども向けのさまざまな体験学習イベントが開催されます。
体験学習は子どもの好奇心を満たし、知りたい・学びたいという気持ちを掻き立て、子どもの成長につながる有意義な時間となるでしょう。
夏休みなどの長期休みにおすすめの体験学習
子どもの成長につながる体験学習は、インドアなものからアウトドアなものまで種類が豊富です。
どのような体験学習に参加するのが適しているのか、子どもの興味関心や年齢によって異なります。
ここでは、夏休みなどの長期休みにおすすめの体験学習について、小学生・中学生・高校生に分けて紹介します。
【小学生】おすすめの体験学習
小学生に適している体験学習の例としては、以下のようなものが挙げられます。
- 自然体験
- 科学教室・実験教室
- ものづくり・工芸体験
- 社会科見学
- 職業体験
以下で、それぞれについて詳しく解説します。
自然体験
自然体験は、海や川、山などで思いっきり体を動かし、自然と向き合う体験学習です。
キャンプやハイキング、ウォータースポーツ、昆虫採集、川釣りなどが挙げられます。
街中では経験できない自然とのふれあいを通じて、知的好奇心を刺激することで、想像力や発想力を養うことができます。
科学教室・実験教室
科学教室や実験教室は、単に本だけで見て学ぶのではなく、さまざまな実験を通して科学の面白さや楽しさが実感できる体験学習です。
大学や研究機関では、子どもに科学の面白さを知ってもらうために、さまざまな体験学習が毎年多数開催されています。
科学教室や実験教室では、科学や実験への興味を持たせることや、子どもの好奇心や探究心を育むことができます。
ものづくり・工芸体験
ものづくり・工芸体験は、陶芸や伝統工芸、染織、レザークラフト、シルバーアクセサリー作品作りを行う体験学習です。
子どもならではの自由な発想が、世界で一つだけの作品を生み出すこともあるでしょう。
作品作りを通じて、集中力や発想力を養うことができます。
社会科見学
社会科見学は、普段の学習ではなかなか得られない知識や経験を広げるために、博物館、美術館、科学館、工場施設・旧跡などを見学する体験学習です。
夏休みの自由研究に活用できる点も魅力の一つです。
資料や作品に触れたり、実際に工場施設や旧跡などを見学したりできるので、座学よりも学習定着率が高まります。
職業体験
職業体験は、大人の仕事を体験し、社会の仕組みや働く楽しさが理解できる体験学習です。
新たな職業を知ることにつながったり、働く意義を理解したりすることで、将来の夢が見つかるかもしれません。
体験学習で将来やりたいことが見つかると、学習意欲の向上にもつながるはずです。
【中学生・高校生】おすすめの体験学習
中学生・高校生に適している体験学習としては、以下のようなものが挙げられます。
- ゴミ拾いボランティア体験
- 農業体験
- 科学教室・実験教室
以下で、それぞれについて詳しく解説します。
ゴミ拾いボランティア体験
ゴミ拾いボランティア体験とは、地域の公共の場や海、森林などに落ちているゴミを拾う体験活動です。
身近な場所はもちろんのこと、ボランティア団体による海や森林でのゴミ拾いなどを行うことで、環境の向上や地域の治安が良くなる効果も期待できます。
また、部活動などで同年代と触れ合う機会が増える中学生・高校生にとって、自分よりも小さな子達や大人と一緒に活動し、柔軟な意見を交換することは新たな発見を得られます。
ほかにも、ボランティア活動によって「自分は社会の役に立っている」「誰かの役に立てた」というポジティブな感情は、自己肯定感の向上にもつながるでしょう。
農業体験
農業体験とは、農作物の収穫や、農業という仕事への理解を深める体験活動です。
中学生・高校生の農業体験では、小学生で学ぶ「食べ物の大切さ」や「収穫体験」以外にも「農業の仕組み」や「農業と天候の影響」「農業の経済的な側面や持続可能な方法」など農業が社会に与える影響について学べます。
農業の宿泊体験では、自然豊かな地域で数日間過ごし、改めて自分を見つめなおす機会を得られるなど、都市部ではなかなか経験できない貴重な体験ができるでしょう。
科学教室・実験教室
中学生・高校生向けの科学教室・実験教室は、社会問題をテーマに取り入れたディスカッションや、専門家の講義などを含めて一歩進んだ学びが得られる体験学習です。
「自分で考えること」「人と意見を交換し合って解決策を考えること」など、見て楽しむプログラムだけではないため、真剣に地球の将来を見つめるためにも役立ちます。
こうした学びは、知識を身に付けるだけでなく、科学技術への関心を育てる重要な機会ともなっています。
体験学習の選び方
体験学習にはさまざまなものがありますが、参加を検討する際には、子どもの興味関心のある内容かどうか、子どもの成長や発達段階に合ったものかどうかを確認することが大切です。
また、子どもの安全を守れる環境が整っているかどうかにも留意して、体験学習を選びましょう。
子どもが興味のある体験かどうか
どんなに有意義な体験学習であっても、子ども自身が魅力的に感じていなければ、取り組む意欲が湧かず、期待する成長にはつながらないかもしれません。
子どもが興味関心を持つ適切な体験学習を選ぶことで、学習に対するモチベーションが上がり、より深い理解や体験学習の継続につながります。
体験学習は、子ども自身の興味や関心をベースに選ぶことが大切です。
成長・発達段階に見合った体験になっているか
体験学習を有意義なものにするためには、成長や発達段階に合った体験であることも重要です。
成長段階に見合っていない難易度の高い体験は、子どもの理解が追い付かず、やる気を削ぎ、逆効果になる可能性もあります。
子どもが意欲的に取り組むためにも、年齢や発達段階に応じた体験学習を選択し、数年間かけてレベルや専門性をステップアップしながら知識を身につけていくことが理想です。
安全性に問題はないか
体験学習を選ぶ際には、活動する上で安全性に問題がないかを確認することが大切です。
体験学習を運営している団体について、これまでどんな活動事例があるのか、活動中に体調不良や事故が発生した場合に備えた環境が整っているかなどを確認し、信頼できるかどうかも含めて検討しましょう。
特に子どもだけで体験学習に参加する場合、親は見守ることができないため、少しでも気になる点があればしっかり確認をしておきましょう。
夏休みなどの長期休みは「イオン チアーズクラブ」で体験学習にチャレンジ!
イオン チアーズクラブは、公益財団法人イオン1%クラブが運営する子ども向けの教育・体験学習プログラムです。
全国約420か所のイオングループの店舗などを拠点に、幅広い体験学習を行っています。
イオン チアーズクラブは、小学生を中心に環境・社会をテーマとしたさまざまな活動の場を提供しており、子どもが楽しみながら環境や社会に対して興味関心を持ち、考える力を身につけることができます。
地域の協力団体と連携した活動も行っており、子どもたちが地域社会とのつながりを深める機会を提供しているのも魅力の一つです。
安全性に配慮して活動が行われるため、親も子どもも安心して活動に集中できます。
イオン チアーズクラブで夏休みに開催された体験学習例
ここからは、実際にイオン チアーズクラブで開催された体験学習の例を見ていきましょう。
- チアーズ農園 とうもろこし収穫
- PMF ミニインターンシップ
- 科学館での野外活動
それぞれ詳しく紹介しますので、興味のある体験学習に参加してみてはいかがでしょうか。
チアーズ農園 とうもろこし収穫
チアーズ農園 とうもろこし収穫では、春に行った種まきから除草作業などをして3ヶ月かけて育てたとうもろこしを収穫しました。
子どもたちが農作物の成長過程に触れ、農作業を体験することで農業への関心が高まったのではないでしょうか。
PMF ミニインターンシップ
公益財団法人パシフィック・ミュージック・フェスティバル組織委員会協力のもと、演奏会の運営スタッフの体験をするミニインターンシップを行いました。
ミニインターンシップに参加した子どもたちは、館内アナウンスやガイドブックの配布、客席への案内などにチャレンジしました。
コンサート会場での活動ということもあり最初は緊張した様子でしたが、徐々に緊張もほぐれて、コンサート運営に関する仕事を楽しみながら体験していました。
また、札幌コンサートホールKitaraの館内の楽屋やリハーサル室、大きな楽器を搬入・運搬する設備などを実際に見学する機会もありました。
リハーサルが終わったばかりのオーケストラメンバーと対面したり、実際の演奏を聞いたり、質問をしたりする時間も、有意義な経験となったことでしょう。
科学館での野外活動
かわさき宙と緑の科学館にて、動植物の展示鑑賞や森の公園散策、プラネタリウム鑑賞を行いました。
子どもたちは公園を散策したり、セミの声を聞いたり、虫取りやプランクトン観察をしたりと、屋外活動を楽しんでいた様子でした。
お昼休憩を挟んだあとは「森」について学びました。木の大切さや環境問題について知り、充実した一日となりました。
まとめ
これまで、夏休みなどの長期休みにおすすめの体験学習や選ぶポイントなどを紹介しました。
普段は味わえない体験から得られるたくさんの刺激や学びは、子どもの成長を促します。
本コラムで紹介したおすすめの体験学習や選び方を参考にして、子どもにぴったりの体験学習を探してみましょう。
また、本コラムを読んで「体験学習に挑戦させてみたい」という方は、公益財団法人イオン1%クラブのホームページをぜひご覧ください。
公益財団法人イオン1%クラブについて
公益財団法人イオン1%クラブは、1990年に設立され、「お客さまからいただいた利益を社会のために役立てる」という想いのもと、「子どもたちの健全な育成」「諸外国との友好親善」「地域発展の貢献」「災害復興支援」を主な事業領域として、環境・社会貢献活動に取り組んでいます。
公益財団法人イオン1%クラブでは、小学生を中心とし、体験学習から自然や環境に向き合うことができる「イオン チアーズクラブ」も運営しています。
イオン チアーズクラブでは、環境に関するさまざまな体験や学習を1年を通して実施し、自然や環境に興味を持ち、考える力を育てるお手伝いをしています。
また、中学生が環境問題を自ら考え、書く力を養う「中学生作文コンクール」や、高校生が日ごろ学校で取り組んでいる環境活動を発表し、表現力や発信力を高めることを目的とした「イオン エコワングランプリ」などさまざまな活動を実施していますので、ぜひ下のURLからご覧ください。