
2026.03.10
社会貢献とはどんな活動?メリットから個人でできる具体例までわかりやすく解説
社会貢献とは、簡単にいえば、「社会のためになる行動」のことです。
しかし、具体的にどういった活動が社会貢献になるのか、疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。
本コラムでは、社会貢献の定義のほか、個人でも行える社会貢献の活動例について詳しく紹介します。言葉の意味を知りたい方だけでなく、自分にできる方法を探している方も、ぜひご覧ください。
目次
社会貢献とは?基本をわかりやすく解説

社会貢献とは、社会のためになる行動のことと先にお話しましたが、具体的にどのようなアクションが当てはまるのでしょうか。
ここでは、社会貢献の基本知識として定義についてわかりやすく解説します。
社会貢献とは社会の役に立つこと
社会貢献とは、社会の役に立つ行動すべてを指します。
例えば、次のような行動は、いずれも社会貢献に当てはまります。
- 公共の場所のごみ拾いをする、除雪をする
- 食べきれる分だけ買う、つくる(食品ロス削減のため)
- 環境に優しいモノを選ぶ
- 不用品の正しい処分やリサイクル・リユースなどを心掛ける
- 保護犬や保護猫を引き取る
- 募金箱を通じて寄付する
貢献という言葉のイメージから、大きな労力をかける必要があるように感じてしまう方もいるかもしれません。
実際には、公共の場をみんなが使いやすいように整えたり、環境に優しい行動を心掛けたりなど、世の中にとってプラスになることは、いずれも社会貢献です。
社会貢献活動は主に2種類に分けられる
社会貢献活動にはさまざまな内容がありますが、大まかに「個人での活動」と「企業が行うCSR」に分けられます。
個人での活動は、先に解説した通り、ごみ拾いや除雪などの取り組みが挙げられます。
CSR(Corporate Social Responsibility)とは、「企業の社会的責任」を意味する言葉です。企業は、利益を追求するだけでなく、環境保護や地域貢献などを自発的に行い、社会に対して責任を果たすことが、現代では求められています。
具体的な取り組みとしては、次のようなものが挙げられます。
- 店内への募金箱設置
- 植林活動
- 環境美化活動(周辺地域の清掃や花壇の設置など)
- 災害時の物資供給や避難場所の提供 など
なお、このコラムでは個人で行える社会貢献活動について紹介します。
CSRについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
企業のCSR活動とは?私たち消費者へのメリットまでわかりやすく解説
社会貢献活動を個人で行うメリット

社会貢献活動を個人が行うメリットとしては、次のようなものが挙げられます。
- 幅広い人と交流できる
- さまざまな価値観を知り視野が広がる
- 新しい知識や知見が得られる
- 他人や自然を大切にする心が育つ
- 入試や就職、転職で経歴としてアピールできる など
社会貢献活動にはさまざまな年代や職種の人が参加するため、これまで知り合ったことのない人とも交流できます。人脈が広がるのはもちろん、交流を深めるなかでさまざまな価値観に触れられるため、視野が広がります。
環境問題に関する理解が深まるなど、活動を通して新しい知識や知見も得られるでしょう。実際、「誰かの役に立つために社会貢献活動に参加したが、自分のほうが大事なことに気づかせてもらった」といった話もあります。
社会貢献活動は自分自身にとって、社会生活をするうえでの貴重な学習のチャンスといえるでしょう。
社会貢献のために個人でできる7つの活動例

社会貢献活動は誰でも簡単に始められます。ここでは、個人でできる社会貢献活動の例をいくつかピックアップしました。
まずは、これらの活動例のなかで「自分が興味を持てるものがないか」を探してみましょう。
①環境保全活動をする
社会貢献の方法としては、まず、環境保全活動が挙げられます。具体的な活動例は次のようなものです。
- LEDや省エネ家電を選択する
- 食品は残さず食べきる
- 太陽光発電など再生可能エネルギー※を導入する
- ごみを正しく分別し、リサイクルを促進する
- エコバッグやマイボトルを利用する など
いずれも身近な取り組みですが、「地球を守る」といった方向性の社会貢献の一環です。
ごみの輸送や焼却、発電では多くの二酸化炭素が排出されており、地球温暖化を促進させているためです。
「何か活動を始めたいけど忙しくてまとまった時間が作れない」という方も、上記のような日常生活における行動であれば、取り組みやすいでしょう。
個人でできる地球温暖化対策について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
【その小さな一歩が未来を変える】一人ひとりができる地球温暖化対策について解説
※ 石油や石炭などと異なり、なくなることなく利用し続けられるエネルギー源のこと。太陽光・風力・地熱・水力・バイオマスなどが当てはまる
②子どもの支援をする
子どもの支援活動も、社会貢献活動の一つです。具体的な活動例は次のようなものです。
- 絵本の読み聞かせ
- 生活保護または就学援助を受けている世帯への個別学習支援 など
子どもの健全な育成をサポートし、地域社会とのつながりをつくって社会性を身に着けてもらうための活動です。
基本的には自治体や関係団体が支援事業やイベントを開催しています。「やってみたい」と思った方は、ボランティアの募集が行われていないか、自治体のホームページをチェックしたり、「地域名+ボランティア」で検索してみると良いでしょう。
③災害・復興支援をする
災害・復興支援も、社会貢献活動の一環です。具体的な活動例は、次のようなものです。
- 被災地でのボランティア活動(がれきの撤去や室内清掃など)
- 被災地への募金
- 被災地で生産されたものの購入
- 混乱が収まったあとの観光旅行 など
災害・復興支援は、現地でのボランティアだけではありません。個人で被災地へ募金を行ったり、被災地で生産されたものを購入したりするのも、十分、社会貢献につながります。
観光客の受け入れが再開されれば、旅行先として遊びに出掛けるのも良いでしょう。
また、ボランティアは災害直後だけでなく、長期間にわたる支援を必要としており、時期によっても支援のニーズは変化します。ボランティア活動を行いたい場合は、正確な情報を収集し、ニーズに合わせた活動を行いましょう。
全国でボランティア活動を支援・推進する、全国社会福祉協議会の情報をチェックするのがおすすめです。
④地域活性化を支援する
地域活性化を支援するのも社会貢献といえます。具体的な活動例は次のようなものです。
- 地元地域で生産された農作物やモノを購入する
- 地元地域の祭りやイベントへ(運営ボランティアも含め)積極的に参加する
- 地元の商店街で買い物をする など
地域密着型産業である小売商業は、店舗のある地域に活力がなければ成り立ちません。自身の住む地域でつくられたモノを買い、イベントに参加することで、地域の交流を増やし、地域の発展に貢献しましょう。
イベントへの参加はお客さまとしてだけでなく、運営側に立つことでも可能です。地域のイベントであれば、自治体でボランティアを募集していることもあるので、興味のある方はチェックしてみましょう。
⑤国際交流や国際協力に取り組む
国際交流や、国際協力などの社会貢献活動もあります。具体的な活動例は次のようなものです。
- 発展途上国の支援を行う
- 留学生へ日本語や日本文化を教える
- 留学生のホームステイを受け入れる など
国際交流や国際協力といった社会貢献は、海外に出向いて行う生活支援や教育支援などもありますが、日本国内で行える方法もあります。
その一例として、留学生との交流が挙げられます。このような交流は互いの国の相互理解につながるでしょう。
個人同士の関係性であったとしても、友好関係を深めることは、ひいては日本の安定した国際関係の構築につながるといわれています。
国同士の相互理解などについてより詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
⑥フェアトレード商品を購入する
フェアトレード商品を積極的に購入することも、社会貢献活動の一つです。フェアトレードとは、発展途上国と貿易する際に、公正な取引(=フェアトレード)を行うことで、途上国の人々の生活を支援する仕組みです。
日本では発展途上国で生産されたモノが、非常に安い価格で販売されているケースがあります。価格を安くできる理由はモノによってさまざまですが、そのなかには仕入れが極端に安い、つまり生産者に正当な価格が支払われていないケースもあるのが実情です。
フェアトレードは、こういった状況を変え、正当な価格で継続的に取引を行うことで、労働者の生活改善や自立を支援しています。
そのため、普段スーパーなどで買い物をする際に、フェアトレードされたものを積極的に購入することは、発展途上国を支援する立派な社会貢献活動になります。
フェアトレード商品には、認証ラベルが貼られています。以前はコーヒーやチョコレートなどによく見られましたが、現在は多様化しているため、常にチェックを心掛けるのがおすすめです。
⑦寄付をする
社会貢献活動を行っている団体や法人などに寄付をするのも、社会貢献活動です。寄付できるものとしては、例えば次のようなものがあります。
- 金銭
- 食品(未開封や常温保存のモノが主)
- 古着
金銭の寄付は、代表的なものとして支援金と義援金の2種類があります。
支援金は、直接応援したい団体、関心のある団体を自分で選び、被災地での救命や復旧活動に役立ててもらうためのお金です。一方、義援金は被災者へ向けて、お悔やみや応援の気持ちを込めて直接送るお金です。
寄付といえば金銭のイメージが強いかもしれませんが、食品や古着の寄付も可能です。
食品の寄付では、「フードドライブ」と呼ばれる学校や自治体などによる取り組みがあります。家庭で余っている食品を回収拠点に持って行くと、福祉施設や子ども食堂などに届けてもらえるといった内容です。
回収してもらえる食品は、団体によって異なるので、事前にチェックするのがおすすめです。例えば、冷蔵品や冷凍品、アルコール類などの寄付は受け付けていないことが多いでしょう。
古着の寄付では衣服を求めている人に贈るケースもあれば、寄付した団体が寄付回数や量に応じて発展途上国の子どもなどにワクチンを届けてくれるといったケースもあります。
ここまで7つの社会貢献について概要を解説してきました。気になるものが見つかったなら、ぜひ取り組んでみてはいかがでしょうか。
より具体的に社会貢献の方法について知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
寄付とは何?どんな種類があるの?寄付先の団体を選ぶポイントも解説
社会貢献を行うときのポイント

社会貢献を行う際には、次のようなポイントに注意しましょう。
- できることから始めてみること
- できる範囲で無理なく行うこと
- 相手の立場に立って行うこと
ここまで紹介してきた活動例を見てもわかるように、社会貢献は特別な資格や能力、志の高い方だけが行える活動ではありません。
身近にできる取り組みも幅広くあるため、個人の興味やライフスタイルに合わせて、無理をせずにできることから取り組みましょう。
また、人が関わる社会貢献においては、「してあげる」といった押しつけになってはいけません。相手を尊重して対等な立場で関係をつくり、協力しながら活動するのが重要です。
公益財団法人イオン1%クラブ「イオン チアーズクラブ」について

公益財団法人イオン1%クラブが運営する「イオン チアーズクラブ」は、全国の小学校1年生から中学校3年生までを対象とした活動団体です。
イオン チアーズクラブでは、環境や社会に対して興味・関心を持ち、考える力を育むため、さまざまな体験学習を実施しています。
体験学習では子どもたちがメンバーで協力し合い、一丸となって活動に取り組むため、集団行動における社会的なルールやマナーも学べます。
「社会貢献の大切さや満足感を子どもにも体感してもらいたい」と考えている保護者の方は、ぜひお子さまのイオン チアーズクラブへの参加を検討してみてはいかがでしょうか。
「イオン チアーズクラブ」で開催された活動
ここでは、イオン チアーズクラブでこれまでに実施してきた活動内容の一部をご紹介します。
首里城復興支援ポスターコンクール・表彰者招待ツアー

イオン チアーズクラブは2019年の首里城の火災以来、復興支援の寄付を続けてきました。
2024年の活動では、沖縄県へ支援金1億円を贈呈しています。あわせて「チアーズクラブ首里城復興支援ポスターコンクール」受賞作品の表彰式と沖縄の文化を体験するツアーも実施しました。
1日目に行った体験は、素焼きジンベエザメの色付けと海のランプづくりです。メンバーは絵付けや装飾に没頭し、個性あふれる作品を完成させました。
2日目は国際通りを散策した後、ガイドの案内で首里城を見学し、歴史ある沖縄の文化を学びました。続いて支援金贈呈式とポスターコンクールの表彰式が開かれ、一人ずつ賞状を受け取りました。
エコエコお店探検隊
津田沼イオン チアーズクラブのメンバー24名は、イオン津田沼店を借りて、環境に配慮した取り組みや商品を探し、クイズ形式で学習するイベント「エコエコお店探検隊」を行いました。
リサイクルBOXの存在や分別については知っているメンバーが多かった一方、リターナブルコンテナ※1やフェアトレード※2については初めて知ったという声も多く、学びのある機会となりました。
さらに、商品に付いている環境保全に関するさまざまなマークのことや、店内で行われているゴミをなるべく出さない工夫(残った総菜を分別して動物のエサにしているなど)についても学べました。
※1 利用後に返却・回収して繰り返し使えるようにした商品運搬用のコンテナ
※2 立場が弱い開発途上国の生産者であっても、公正・公平な貿易ができるように作られた仕組みのこと
みなかみユネスコエコパーク街歩き・りんご狩り体験

イオン チアーズクラブ 高崎・太田のメンバー計36名は、「みなかみユネスコエコパーク」を訪問し、温泉街の再生を目指す地方創生プロジェクトについて学びました。
街を実際に歩き、再生済みの施設や改修予定の廃墟などを実際に目にしたメンバーからは、「きれいな街になってほしい」「人口が少なくなっていくなかでどうやって建物を維持していくか勉強になった」といった感想が上がっていました。
その後に行ったリンゴ狩り体験では、リンゴが大切に育てられていることを含め、収穫のレクチャーを受けました。
このほかにも、イオン チアーズクラブではさまざまな活動を行っています。
イオン チアーズクラブの活動をさらに詳しく知りたい方は以下のURLからご覧ください。
子どもたちが主役!環境・社会をテーマにした体験学習で楽しく学ぼう!
まとめ
社会貢献は、社会のためになること全般を指すため活動の幅が広く、省エネを心掛けたり食べ残しを避けたりなど、身近な取り組みもさまざま含まれます。
社会にとって役立つだけでなく、これまで出会ったことのない人との交流によって視野が広がる、他人や自然を思いやる心が育つといったメリットもあります。
少しでも「やってみようかな」という気持ちが生まれたなら、まずは自分にはどういった活動ができるか考え、無理のない範囲で一つずつ実行していきましょう。
公益財団法人イオン1%クラブについて

公益財団法人イオン1%クラブは、1990年に設立され、「お客さまからいただいた利益を社会のために役立てる」という想いのもと、「子どもたちの健全な育成」「諸外国との友好親善」「地域の発展への貢献」「災害復興支援」を主な事業領域として、環境・社会貢献活動に取り組んでいます。
「子どもたちの健全な育成」事業の一つである「イオン チアーズクラブ」では、小学生を中心に、環境や社会貢献活動に興味・関心を持ち、考える力を育む場として体験学習を全国で行っています。
また、中学生が環境に関する社会問題をテーマに、自ら考え、書く力を養う「中学生作文コンクール」や、高校生が日ごろ取り組んでいる環境保全や社会貢献に関する活動を発表し、表現力や発信力を高めることを目的とした「イオン エコワングランプリ」など、さまざまな活動を実施していますので、ぜひ下のURLから詳細をご覧ください。