
2025.06.03
高校生がつなぐ友好の輪!ティーンエイジ アンバサダーとは?
ティーンエイジ アンバサダーは「日本と海外の高校生が互いの国を訪問し、国際的な相互理解と親交を深める交流プログラム」です。
異なる言語や場所で育った高校生同士が、3つの活動を通じて新しい発見や学びを得るきっかけにつながります。
本コラムでは、ティーンエイジ アンバサダーの活動内容や、参加するメリット、申し込み方法について解説しますので、ぜひご覧ください。
目次
ティーンエイジ アンバサダーとは

ティーンエイジ アンバサダーは、1990年より実施している交流プログラムです。
日本と海外の高校生が、互いの国を訪問し、国際的な相互理解と親交を深めます。
コンセプトは、「アジアの国々をつなぐ 友好の輪」です。
文化や伝統、生活習慣が異なるアジア各国の高校生が小さな大使(アンバサダー)となり、「表敬訪問」「交流活動」「歴史・文化活動」の3つの活動を通して交流します。
過去には日本を含めたさまざまな国の高校生が参加しました。
例としては「日本・イタリア・インドネシア・英国・オーストラリア・韓国・カンボジア・タイ・ドイツ・中国・フィリピン・ブラジル・ブルガリア・ベトナム・ペルー・マレーシア・ミャンマー・ラオス」などが挙げられます。
ティーンエイジ アンバサダーの3つの活動内容を解説

ティーンエイジ アンバサダーで行われている活動は「表敬訪問」「交流活動」「歴史・文化活動」の3つです。
ここでは、それぞれの活動について解説します。
表敬訪問活動
表敬訪問活動は、交流相手国の政府や大使館などを表敬訪問し、母国の小さな大使(アンバサダー)として親睦を深める活動です。
過去の例としては、岸田首相(当時)やベトナムの副首相を表敬訪問したほか、日本の外務省やタイの教育省などの公的機関も訪問しており、多岐にわたる国や要人・機関との交流を行いました。
普段訪れることがない首相官邸や大使館、外交施設、外務省などの国の施設に訪れることは、高校生たちにとって国が行う外交について学べる貴重な機会です。
また、日本と交流国が国際交流や外交活動をどのように考え、どのような協力関係を築いているのかを学ぶ場にもなります。
歴史・文化活動
歴史・文化活動は、日本と交流国それぞれにある歴史や文化を学べる場所に足を運び、実際に文化に触れることで、お互いの国の歴史や文化を学ぶ活動です。
日本では、浅草寺や江戸東京博物館、金閣寺、首里城などを訪れました。
交流国で訪れた建造物や文化施設の一例としては、中国において万里の長城、中国雑技団、天安門広場などがあり、その国ならではの歴史・文化体験を行いました。
このような歴史・文化活動によって、お互いの国の歴史や文化を学び、相互理解を深めることができます。
交流活動
交流活動は、交流国の高校生同士での親交を深める活動です。
現地の高校生や地元の人々と交流し、日常生活を体験(授業に参加など)するほか、ホームステイなどを行います。
日本と交流国の高校生がペアで交流を実施することで、友情を育んだり、実際の日常生活を体験しながら国ごとの価値観や常識に触れられる貴重な機会となるでしょう。
ティーンエイジ アンバサダーへの申し込み方法
ティーンエイジ アンバサダーに申し込むには、まず高校単位での応募が必要(個人の応募は不可)です。
興味のある方は、まずはイオン1%クラブのホームページをご覧ください。詳しい募集要項なども、こちらから確認可能です。
ホームページでは、参加者の声も掲載しているので、より具体的に活動を通じて得られたことなどがわかるでしょう。
ティーンエイジ アンバサダーについて興味を持たれた方はこちら
ティーンエイジ アンバサダーに参加するメリット

ここでは、ティーンエイジ アンバサダーに参加するメリットを3つ紹介します。
- コミュニケーションスキルの向上につながる
- さまざまな価値観を知ることにつながる
- 外交について考える機会を持てる
それぞれ解説しますので、ぜひ参考にしてください。
コミュニケーションスキルの向上につながる
ティーンエイジ アンバサダーでの国際交流は、コミュニケーションスキルの向上につながります。
母国語が異なるため、スムーズに会話ができないからこそ、「どのように伝えるのが良いのか」をお互いに模索しながらのやりとりになるためです。
知らない言葉は調べ、実際に繰り返し使うことで、自然と語彙力や言語運用力が高まっていきます。
また、表情や身振り、手振りで気持ちを伝える非言語コミュニケーションは、信頼関係を築きやすいと言われています。
さらに、普段の日常では決して得られなかった大切な友人を作れる機会にも恵まれるでしょう。
さまざまな価値観を知ることにつながる
ティーンエイジ アンバサダーによる国際交流では、さまざまな価値観に触れられることもメリットの一つです。
価値観とは「自分が大事にしている考え方」や「ブレない考え方の軸」であり、生まれ育った環境によって作られることが多いです。
他の国や文化で育った人と交流することで、さまざまな価値観に触れ、当たり前だと思っていたことが、他の国では当たり前ではないことに気づき、新しい発見や学びを得られます。
外交について考える機会を持てる
ティーンエイジ アンバサダーに参加した学生の声としても挙がっていますが、「外交について考える機会を持てる」のはメリットだと言えるでしょう。
実際に首相と顔を合わせたり、外務省や教育省といった行政機関に訪れたりといったことは、大人であっても日常ではなかなか経験できません。
だからこそ、「外交なんて自分からは遠い世界のこと」と考えてしまう人々が一般的です。
若いうちに外交に深く関係する人々や機関へと実際に訪れ、触れることは、これからの社会を担っていく子どもたちにとって、非常に大きな意味を持つでしょう。
まとめ
ティーンエイジ アンバサダーは「日本と海外の高校生、互いの国を訪問し、国際的な相互理解と親交を深める交流プログラム」です。
一人ひとりが母国のアンバサダーとして、お互いの国を訪れ、3つの活動「表敬訪問活動」「交流活動」「歴史・文化活動」から親交を深めています。
ティーンエイジ アンバサダーは高校単位で応募できるので、ぜひイオン1%クラブの公式サイトから、ティーンエイジ アンバサダーの事業紹介ページをチェックしてみましょう。
公益財団法人イオン1%クラブについて

公益財団法人イオン1%クラブは、1990年に設立され、「お客さまからいただいた利益を社会のために役立てる」という想いのもと、「子どもたちの健全な育成」「諸外国との友好親善」「地域の発展への貢献」「災害復興支援」を主な事業領域として、環境・社会貢献活動に取り組んでいます。
公益財団法人イオン1%クラブでは、日本と海外の高校生が、互いの国を訪問し、国際的な相互理解と親交を深める交流プログラム「ティーンエイジ アンバサダー」を運営しています。
また、アジア各国の高校生が、社会問題をテーマに視察や専門家によるレクチャーに基づき、英語を共通言語として議論を重ね、解決策を提案するプログラム「アジアユースリーダーズ」など、子どもたちによる諸外国との友好親善を深める活動を運営しています。
諸外国との友好親善を深める活動以外にも、子どもたちの健全な育成を支援するために、中学生が環境問題を自ら考え、書く力を養う「中学生作文コンクール」や、高校生が日ごろ取り組んでいる環境活動を発表し、表現力や発信力を高めることを目的とした「イオン エコワングランプリ」などさまざまな活動を実施していますので、ぜひ下のURLからご覧ください。