「地球にやさしいエンジニア」を目指し
共感の輪を拡げる環境活動
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静岡県立浜松城北工業高等学校
活動内容について
環境部の活動内容はこちらよりご覧ください。
「城北の森」が市の森づくりのモデルに
1995年に創設された浜松城北工業高校環境部の活動は、広く部員以外にも参加の機会を設けた「地球にやさしいエンジニア」を目指す普及啓発型の環境活動。中田島砂丘でのウェルカメクリーン作戦、佐鳴湖クリーン作戦、浜名湖クリーン作戦などの清掃活動は25年以上続き、同校に併設される特別支援学校の生徒も参加している。
2002年に生徒たちが110種、547本の苗木を植えた、潜在自然植生による「城北の森」は、同校の環境教育のシンボルとして、現在は木々が大きく成長。この森をモデルに、市内ではこれまで19カ所で森づくりが行われている。
多くの市民と協力して取り組む防潮堤での植樹は、累計で長さ3000m、1万本以上に及ぶ。さらに、22年間で35回にわたり県内外で実施されてきたバスによるエコツアーでは、水源保護林を守る活動などが行われ、生徒の楽しみにもなっている。
部員以外も自由参加で単位も取得
校内では100%リサイクルを目指し、ゴミを分別収集するリサイクルステーションを設置。これをモデルに、市内各所には24時間リサイクルステーションが設けられている。また、全国の工業高校に先駆け、地球規模の環境問題などを学ぶ国際規格「ISO14001:内部監査員」に挑戦し、現在まで1332人が修了証を取得している。
2020年には、市内の高校3校に呼びかけ、浜松市長も迎えて「STOP温暖化若者会議2020」を開催。コロナ禍の2021年も同校が運営委員会として各校とオンライン会議を行って準備を進め、継続開催を実現している。
同校のボランティア活動は、年間35時間以上で卒業単位として認定される。これまで590人が単位を取得するなど、「地球にやさしいエンジニア」を目指した活動への共感の輪は着実に広がっている。