イオン1%クラブとは

イオン1%クラブ 設立の経緯

企業による社会貢献活動が、日本において未だ本格化していなかった1990年、ジャスコ株式会社代表取締役会長(当時)岡田卓也の提唱により、「イオングループ1%(ワンパーセント)クラブ」が設立されました。

ジャスコ誕生20周年を機に、「絶えず革新し続ける企業集団」として、「『平和』を追求し、『人間』を尊重し、『地域』に貢献する」という新生イオングループの基本理念の具現化を図り、社会的責任を果たすことがその趣旨でした。

企業の業績にかかわらず継続的に活動するため、グループ主要企業各社が税引き前利益の1%を拠出し、事業の柱を「環境保全」「国際的な文化・人材交流、人材育成」「地域の文化・社会の振興」と定めました。

各事業で取り組む社会貢献活動の原点は、イオンの前身のひとつである岡田屋の時代に遡ります。1958年、親を亡くした子どもの嘆きを表した中国の故事「風樹の嘆」にちなんで名付けられた「風樹会」という交通遺児育英会を組織し、1カ月の学費に相当する金額を、毎月5名の高校生奨学金として給付しました。この活動は後に提携した企業にも受け継がれ、企業の規模にかかわらず「できることからはじめる」という企業風土を醸成するきっかけとなりました。

2017年、岡田卓也が理事長をつとめる公益財団法人岡田文化財団による給付型奨学金制度として復活し、大学進学を目指す高校生への学資支援を行っています。

イオンワンパーセントクラブとは
勉学に励んでほしいとの願いを込めて奨学生に贈られた電気スタンド
勉学に励んでほしいとの願いを込めて奨学生に贈られた電気スタンド