“できるときにできることから自分たちの手で”
~学食からエコなまちへ~
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香川県立三本松高等学校
活動内容について
三高みんなの食堂プロジェクトの活動内容はこちらよりご覧ください。
きっかけ
活動前、三本松高校の学食は利用する生徒が少なく経営困難に陥っていた。そこで、生徒が主体となり地域の農家の力も借りて、学食をみんなにとって
いい場所にしようと2020年にリニューアルオープンした。
活動のモットーは「一人一人ができることを考えて、できる時間で活動し、継続する」というもの。生徒全員が参加者となり、授業でも部活でもない強制されない自主活動として、「食堂を利用する」「食堂に協力する」「食堂を応援する」など、自分たちも客でありながら、運営する立場で取り組みを始めた。
活動内容
プロジェクトは、自ら名乗り出たプロジェクトリーダー58人が中心となり、総務・内装・メニュー開発・畑・マルシェ・広報・イベントの7チームが活動を展開。畑チームは校内の未利用地でトマトやサツマイモなどを栽培し食堂の食材にしたり、メニュー開発チームは規格外の野菜や魚の未活用部位を活用するなど、生徒が自由な発想で自分の良さを発揮できる活動をしている。
また、メニューは日替わり定食のみとし、事前購入の食券制とすることで食べる数だけ作るようにして食品ロスを削減。食材には地元の米や野菜、魚などを使うことで地産地消も推進している。
さらに、学食の暖簾づくりに地元の特産品である手袋の革端材を使用したり、使われていないお盆や食器を定食用に活用。地元の人とつながりを深める活動にもなっている。
成果
リーダーを中心に、地域の人たちとも協力して学食を運営することで生徒の意識が変わり、「自分にもできることがある!もっと食堂を良くしたい!」という思いが広がっている。また、栄養豊富で地元の食材の良さを再認識できるメニューとなり、生徒に加え地域の高齢者なども利用するようになり交流の場にもなった。