蝶の舞う街づくりと絶滅危急種
昆虫少年・少女の復活プロジェクト
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大阪府立園芸高等学校
活動内容について
ビオトープ部の活動内容はこちらよりご覧ください。
目標・今後の計画
欧米ではバタフライガーデンがブームになっており、各地にバタフライガーデンが造られている。それに比べ我が国ではバタフライガーデンはあまり造られていない。バタフライガーデンに植栽する植物がほとんど市販されていないためである。そこで、これらの植物の種子を野山で採取し、ポット栽培に取り組む。出来上がった苗を用いて各地にバタフライガーデンを造るとともに、ビオトープ部がバタフライガーデンづくりに協力する。最大の目標はこれらのバタフライガーデンを活用して子供達が昆虫採集に興味・関心を持つようにしていきたいと思う。つまり昆虫少年・少女を育成する場所として整備していきたいと思っている。
活動内容
野山に行って蝶の食餌植物や吸蜜植物の種子を採集する。この活動には本校ビオトープ部の生徒 20 人がかかわる。
播種、鉢上げ、ポット苗の管理を生徒達が行う。この活動は授業やクラブ活動の一環として行い、延べ人数として 100 人前後を想定している。
出来上がった苗を用いて各地にバタフライガーデンを造園する。この活動は原則として土、日曜に行うため、ビオトープ部の生徒 20 人が中心となって行う。箕面昆虫館、南大阪昆虫同好会と連携し、バタフライガーデンに飛来・吸蜜・摂食する蝶やそれ以外の昆虫の調査を行う。
企業の方々や地域住民と連携して、バタフライガーデンの管理を適時行う。
バタフライガーデンに関する取り組みをホームページに掲載するとともに、ブログを開設してバタフライガーデンの普及に取り組む。
成果・実績
妙見の森バタフライガーデンは 2,000 平方メートル以上あり、現在までに 6 回植栽したが、それでも 1/3は手付かずの状態である。未植栽部分の植栽を行う。
伊丹空港バタフライガーデンは昨年度完成したが、引き続き植栽する。
本校のバタフライガーデンに関する取り組みをホームページにアップしており、「バタフライガーデンといえば園芸高校」と呼ばれるようになった。これを見られた大阪市立自然史博物館および長居植物園よりバタフライガーデンづくりへの協力依頼があり、平成26 年 7 月に植栽した。
妙見山ケーブル山頂駅に造ったバタフライガーデンを活用して能勢電鉄と昆虫採集イベントを開催し、たいへん評判であった。この活動を継続する。