2つのエコ活動から広がる絆 ~鹿高生の小さな努力~
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埼玉県立小鹿野高等学校
活動内容について
ボランティア部の活動内容はこちらよりご覧ください。
目標・今後の計画
・地域と連携し、生徒の社会性の向上をはかる
・生徒、地域のエコの意欲
・関心を高める・地域のエコ活動の中核を担う
活動内容
・エコキャップ回収
本校や地域の各機関に協力を依頼し、エコキャップ回収を行う。回収には、回収箱を作製・設置し、生徒が月に1~2度アポイントをとり回収に行く。その後、キャップの分別・計量(1kg:430個で計る)を行う。そして報告書を作成し、計量結果を報告している。また、本校のホームページでも報告している。
・手作りはがき
紙漉きの要領で、古紙を再生し、はがきを作製している。はがきは2枚10円で、文化祭や地域のイベント等で販売する。手作りのあたたかみが好評をいただいている。収益はすべて東日本大震災の義援金として寄付をしている。この活動は、東日本大震災後に「離れている場所だが、私たちに何かできる活動はないか?」とエコ活動と被災地支援を組み合わせてうまれた。大きな額にはならないが、コツコツと小さな努力を積み重ねている。
成果・実績
・エコキャップ回収
27年度は地域の24カ所に協力していただき、64万1891個のキャップを回収した。地域から、28年度もぜひ継続して活動するよう意見をいただいており、その声をうけ継続している。目標は毎年度60万個を超えるキャップを回収するということだ。28年度は7月までの回収結果で28万8401個となっている。また、活動を継続するなかで本校の取り組みの認知度も上がり、協力機関も増えている。
さらに、地域のイベントの際に子供向けに「エコキャップ10個でゲームを1回できる」と呼びかけたり、エコキャップでおもちゃを作製したりして楽しくエコキャップ回収に協力できるよう工夫している。
・手作りはがき
27年度は3万8056円の義援金となった。はがきを加工しメッセージカードやしおり、名刺も販売している。また、購入した方々のアイデアにより様々な方法で使用されている。本校においては、茶道部が懐紙に、華道部が壁飾りに使用した。現在、家庭科の授業でインテリアとして、ティッシュケースやルームフレグランススタンド、電気スタンドとして採用を検討中である。
警察署には、交通安全運動で採用され、交通安全標語をしおりに書き配布した。社会福祉協議会には、単身高齢者世帯への暑中見舞いや、清掃活動の感謝状に採用された。
地域の方で絵手紙に使用している方もいる。四季折々の絵手紙をいただき、校内のトイレや廊下に飾り、癒やしの空間ができている。長期休業ではその方を講師として招き、絵手紙公開講座を行った。地域の方々や生徒も参加し、はがきを通してたくさんの方々とつながることができた。さらに地域の和菓子屋からの依頼で、商品説明書に採用された。このように手作りはがきは様々にアレンジされ、活用されている。さらに、東日本大震災の義援金としての意味を忘れないために被災地ボランティアにも出向いている。