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「e-coねっと」ごみ減量化作戦

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みんなではじめる「e-coねっと」ごみ減量化作戦

佐賀県立佐賀商業高等学校

活動内容について

さが学美舎の活動内容はこちらよりご覧ください。

目標・今後の計画

以下の二つの目標を掲げ、活動を行いました。
1.将来を担う子どもたちに、環境問題へ高い意識を持ってもらうこと。
2.ごみ減量は意外なところから簡単にはじめられると啓発することで、全国平均を上回る佐賀市のごみ排出量を減らし、環境マインドを持った大人になること。
持続可能な社会を目指して子どももできることを知り、大人の意識も啓発していきたいと考えています。また、今後は佐賀市バイオマス産業都市構想の活動を校内外に広げることも目指しています。

活動内容

1.地元の小学生を対象に「e‐coねっと」(エコ教室)を開催
IPCC4~5(IntergovernmentalPanelonClimateChange)を調査研究した私たちは、30年後の地球を想像して愕然とし、将来を支える子どもに環境マインドを持ってほしいと思いました。そこで、昨年夏から「環境を知ろう自由研究講座『e‐coねっと』」を開催しています。神野小学校で昨年は7月24日に15名、今年は7月26日に11名が参加しました。
内容は高校生主導で、環境白書や子ども環境白書などから得た知識をわかりやすく、ゲームなどの形式にして2時間の学習を行うというものです。クイズや紙芝居など小学生が楽しみながら学べるように工夫しました。その一例として「ごみ分別ゲーム」では、小学生にごみの分別を学んでもらえるよう、高校生が手作りしたごみパネルを、ホワイトボード上で「燃えるごみ」「燃えないごみ」「資源ごみ」「粗大ごみ」に分別してもらうゲームを考えました。自分のごみパネルがどこに分別されるのか楽しみながらも真剣に考えてくれ、引率者や佐賀市環境課の方々にも高評価をいただきました。
また、共同研究に協力していただいている、佐賀市バイオマス産業都市推進課から、「佐賀わくわくサイエンス」のサポートの依頼をいただき、ユーグレナ社鈴木氏とともに活動をしました。「佐賀わくわくサイエンス」とは、佐賀市が進める藻類によるまちづくりについて、より理解を深めてもらうため佐賀市の小学生にミドリムシについて、見て、学んで、味わってもらおうというイベントです。佐賀市バイオマス産業都市推進課が開催したもので、7月29日と8月19日の2回、佐賀市エコプラザで開催されました。
私たちは、このイベントの講師である鈴木氏のサポートとして参加をし、小学生がミドリムシを顕微鏡で観察する際の補助などを行いました。このイベントを通して、小学生もミドリムシが以前より身近に感じられるようになったと思います。また、私たちも今回のイベントで初めて知ることが多々ありました。
2.高校生エコチャレンジに参加
昨年に引き続き、佐賀市環境部が主催した「高校生エコチャレンジ」に夏休みの2週間、全校生徒で取り組みました。佐賀市のごみ排出量は、平成26年度に前年度より1748t減少しましたが、平成27年度は730t増加してしまいました。また、「一人1日あたりのごみの排出量」は、全国平均及び佐賀県平均を上回っており、引き続きごみの減量に取り組む必要がある状況です。この「高校生エコチャレンジ」は、「レジ袋を断る」「紙類を資源物として分別する」「割り箸等を断る」「マイボトルを持参」「生ごみを減らす」という簡単な取り組みで、一人あたりのごみの排出量を減らそうというものです。方法は、5つの取り組みの中から実行した内容・回数・量を記入します。取り組み期間後、ごみ減量の合計を記入し、減量した重さを計算します。ごみの減量を意識して生活することで普段どれだけごみを出しているかを知ることもできます。

成果・実績

1.e-coねっと
小学生にもエコに関する身近な知識に触れてもらえました。今後も継続することでエコ意識を広げていきたいです。また、中学校や企業の方にも参加できるような企画に発展させていきたいです。
2.高校生エコチャレンジ
生徒一人一人がごみの減量に取り組んだ結果、2015年は全体で104.5kg、2016年には昨年より67.3kg多い171.8kgのごみの減量に成功しました。特に、マイボトルを持ち、ペットボトルのごみを減らす取り組みでは、2015年に55kgの減量に成功。さらなる呼びかけが必要だと思いました。また、現在家庭で排出されるごみの約4割が生ごみで、8割が水分であるといわれています。水切りで、臭いの防止や焼却時のCO2排出量も減らせます。家庭ごみは水分を十分に切ってもらうよう呼びかけます。
今後は、エコチャレンジを夏休みだけでなく、学期に1回以上定期的に行うことで生徒の意識を高めていきたいです。また、来年度はマイバッグ、マイボトルの持参と生ごみの水切りや食べ残しなしを重点的に呼びかけ、さらに多くの量を減らせるよう努めます。

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