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バイオメタンのある暮らし

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バイオメタンのある暮らし

学校法人静岡理工科大学星陵高等学校

活動内容について

星陵ラボ・バイオメタン班の活動内容はこちらよりご覧ください。

目指すは、地域でのバイオメタン施設の普及

地域に普及しやすい再生可能エネルギーとして、生ごみや家畜の糞尿などを微生物の働きで発酵させて生成するバイオメタンに注目。校内に小規模なバイオメタン施設を設置し、発酵槽内でのバイオメタン放出の最適温度の検証や、バイオメタン生成後に残る消化液を液体肥料として利用する実験などを重ねている。
将来、地域の各所に小規模バイオメタン施設を設置し、家庭から出た生ごみを使って、誰でも簡単にバイオメタンを生成し可燃性ガスとして利用でき、さらにガスの作成時に出た発酵残さ(残りかす)を使って栽培した作物が生ごみになり、再び発電に使われるという資源循環型社会の構築を目指す。

世界初! 再エネ利用のパラリンピック聖火

普及を実現するには、地域の方々からの理解が欠かせない。そこで、校内での説明会や発表会のほか、小中学校での出前授業の開催など、バイオメタンの普及活動に力を入れている。参加児童・生徒が関心を示したり、保護者から質問を受けたりと、興味の喚起につながっている。
さらに、東京2020オリンピック・パラリンピックの聖火でバイオメタン燃料を利用してもらえるよう、広報活動を実施。活動は実を結び、パラリンピックの聖火の燃料をつくるパートナー校としての参加が実現し、世界初となる、再生可能エネルギーを利用した聖火が灯された。

富士山、茶、とことん地元利用にこだわる

今後は、バイオメタン施設の運用、管理に関わる実証実験をさらに増やし、地域での設置実現を目指す。
富士山の山小屋での利用や、消化液を使って栽培した特産品の茶をバイオメタンで沸かした湯で淹れるバイオメタン茶室の設置も目標とする。
原料と燃料の調達、その利用のすべてを地域で行う、狭い範囲での資源循環が実現すれば、将来的に広い範囲での資源循環も可能になると考えている。

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