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フンも無駄にしない!
養コオロギで循環型バイオエコノミーを構築

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フンも無駄にしない! 養コオロギで循環型バイオエコノミーを構築

広島県立西条農業高等学校

活動内容について

自然科学部の活動内容はこちらよりご覧ください。

きっかけ

世界的な人口増加にともない、食料不足が懸念されている。土地や水、エネルギーを大量に使うこれまでの食料生産の方法では、将来的に食料の供給そのものが成り立たなくなるおそれがある。そこで、少ない資源で効率よく生産できる食用コオロギに注目し、飼育や食品としての活用に取り組んできた。
飼育の過程で生じるコオロギのフンや、住みかとなる紙製卵トレーも無駄にしない。フンと卵トレーは混ぜ合わせて土壌改良材として再利用している。従来の土壌と比べ、植物の葉や茎の成長は良好で、病害虫被害を抑えられるなどの効果が確認されている。

活動内容

2025年度は、土壌改良効果がなぜ生じるのかを明らかにするため、その要因を微生物の働きという観点から調査した。
土壌改良材として効果を発揮するためには、紙製卵トレーの主成分であるセルロースが分解される必要がある。コオロギの餌も主成分がセルロースであることから、コオロギのフンにセルロースを分解する細菌が存在すると仮定した。フンからセルロース分解細菌を探索し、分解能力を検証するとともに、セルロース分解細菌が病原性の微生物に対してどのように作用するかを調査した。

成果

調査の結果、コオロギのフンから16種類のセルロース分解細菌を確認することができた。一部には、微生物の増殖を抑える働きも見られ、病害虫被害の軽減につながっている可能性があることも明らかにできた。
また、セルロース分解細菌の種類については、外部の研究機関に調査を依頼した結果、安全性の高い細菌であることが確認された。

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