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三木から未来へ ~僕たちのaction for our future!~

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三木から未来へ~僕たちのaction for our future!~

兵庫県立三木北高等学校

活動内容について

環境研究部 ECO-Pの活動内容はこちらよりご覧ください。

目的・展望

兵庫県立三木北高等学校環境研究部 ECO-P は、地域の人々と協力し、地域のイベントや学校行事、環境研究部主催のイベントで、身近な自然環境に対する興味・関心・知識を高めてもらうことを目指しています。環境研究部や学校全体のこれまでの活動が評価され、一昨年度、兵庫県教育長表彰を受賞しました。さらに昨年度、兵庫県の県立高校として初めて、ユネスコスクールに認証されました。本校は、これからも「環境の三木北」として、環境教育を学校の特色として推進していきますが、環境研究部はその中心となり計画・提案・実践を行っていきます。

活動内容

• 8 年間地域の祭りや児童館などで、子どもを対象とし、エコロジーの普及・啓発を行うオリジナルキャラクター「環境戦隊エコピーレンジャー」によるクイズを交えたショーを行い、環境破壊防止や省エネを訴えています。台本やクイズ作り、振付、稽古など、全て部員自身で行っています。この企画は、大人気であり、楽しみながら環境について学習してもらっています。
• 地域の親子を対象とし、オリジナルで制作した「環境かるた」やエコ工作教室などの環境学習教室の企画・運営を行っています。「なかよしエコきょうしつ」と呼ばれる本活動は、6 年目となります。例えば、三木市立小学校アフタースクールの子ども達と、長期休暇に定期的に交流し、約 50 人の児童と楽しく学んでいます。企画・運営は、高校生約 20 人で行っています。部員だけでなく、本校の総合科学部や保育系の授業を選択している生徒も運営に参加し、開催回数も増えています。
• グリーンカーテン化を進め、冷房使用を抑制するため、校舎南面の壁面にゴーヤを植栽しました。部活動予算に苗代が計上されていなかったため、運営方法として、「ゴーヤファンド」を独自に考案し、資金を調達しました。初夏の文化祭にて、一口 50 円でファンド出資者を募り、その年の収穫したゴーヤを還元しています。本活動は、6 年目となります。今年度は、ゴーヤを食べやすくするため、ゴーヤのレシピを、フードデザインという授業を受講している生徒に作ってもらいました。昨年度から、兵庫県篠山市の高校から譲っていただいた「山の芋」も植栽しています。今後とも、新たな植物の利用も検討し、グリーンカーテンが地域社会により一層広がるよう、試行錯誤を重ねていきます。
• 生徒会に提案し、文化祭の食品模擬店で、土に還るバイオマス容器を使用し、身近なエコ活動を推進しています。容器は使用後に回収し、肥料としてゴーヤなどの植物栽培に利用しています。エコ容器は、プラスチック容器の代わりに、約 1000 個使用されています。本活動は、7 年以上続いています。
• 平成 20 年より北はりま地域づくり応援団主催「加古川かわあそびフェスタ」にスタッフとして参加・協力しています。地域の親子への環境教育活動に携わり、自然保護への知識を深めています。
• 三木市内の活動団体花あかりの会主催「カタクリ植栽プロジェクト」にスタッフとして 7 年以上参加し、三木市内伽耶院で、兵庫県が準絶滅危惧種に指定しているカタクリの植栽に取り組んでいます。この活動はテレビやラジオ、新聞でも紹介されました。
• 平成 24 年度は、兵庫県立人と自然の博物館主催「ボルネオジャングル体験スクール」に学校の代表として派遣され、ボルネオのジャングルの素晴らしさ、環境保護の取り組みやその必要性を学びました。さらに、部員の一人が、ユネスコスクール高校生 ESD 作文コンテストに応募し、12 名の日本代表の一人に選ばれ、日本ユネスコ協会連盟主催「ESD 国際交流プログラム
ドイツ・フランス研修」に行きました。海外の都市、学校における環境への取り組みを学びました。このように学習した内容は、地域のイベントや本校の文化祭等で紹介し、地域の方々にも、地球規模の環境保護について知ってもらいました。
• 今年度は新たな取り組みとして、神戸市三宮駅周辺の清掃活動をし、歩行者の意識を高めました。ゴミが予想以上に多く、この活動の必要性を改めて感じました。これからも継続する予定です。

成果・実績

啓発活動に力を入れていた結果、今年 2 月に毎日放送「ちちんぷいぷい」という番組の「たむらけんじの学校に行こ!」というコーナーで環境研究部の活動が紹介されました。このように、テレビ、新聞などのメディアや近隣の公民館や本校文化祭でのパネル展示を通して、活動への注目が高まっています。その結果、レンジャーショーや環境学習教室の依頼は、昨年の倍以上になりました。栽培方法を工夫した結果、前年よりゴーヤはよく成長し、冷房抑制効果が高まりました。近隣の地域自治会からの依頼を受け、一昨年度からゴーヤの苗の手配を行い、近隣の家庭にもグリーンカーテンを広めています。今年度は、1000 株を各戸配布しました。このように、校内だけでなく地域社会の省エネや環境保護への意識を高めています。

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