出雲西高IACの環境保全と
国際活動について
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【島根県】出雲西高等学校
活動内容について
インターアクトクラブの活動内容はこちらよりご覧ください。
目標・展望
出雲西高 IAC は、以前は、地域の花植え、施設での喫茶、クリスマス会、募金などが中心であったが2001 年(21 世紀)を機に、宍道湖のヨシ植え(2001年)、宍道湖清掃(2006 年)、宍道湖水質調査(2005年)、韓国の高校生と交流し海岸清掃(2009 年)、尾原ダムドングリの森づくり(2002 年)、宮脇昭先生と共に出雲市千年の森づくり(2007 年)、松江市花仙山の森づくり(2007 年)、川や海の浄化活動のため EM 菌(乳酸菌、酵母、光合成細菌)を培養し、出雲市小、中学校 20 校のプールへ投入、水質改善を図り、川と海の浄化に努めた。また EM ダンゴ(2007年)を作り出雲市の汚染された川、赤川に投入し、川底のヘドロを溶かし、ホタルの幼虫とニナ貝を投入、ホタルを出現させた。
また家庭の生活 排 水 の 汚 染の問題に着目、EM 廃油石けんを作り、今年の冬よりスーパーで販売、生活排水の原因である廃油と石けんの汚染をくい止めようとした。また、小中学生を集めて、森林の重要性についての講演を聞いてもらい、竹とんぼや、紙すきを体験し、自然の大切さと環境を保全する教育も行っている。また文房具の少ないフィリピンに文房具 350kg を持っていったり、韓国へ行き、ゴミの問題を訴えたり農業体験も行った。
このように出雲西高 IAC は、この地球環境、地域の環境保全のために精一杯努力している。
活動内容
宍道湖のヨシ植え、ドングリの森づくり、花仙山の森づくり、出雲市千年の森づくりを行い、小学生1000 人(毎回)規模の参加があり、出雲西高 IAC は、小学生たちのサポーター、指導員として市の職員の方や国交省の方たちと共に活動している。また赤川(汚染された川)を浄化しようと地域の方たちに呼びかけ、会社や家庭に対してビラを配ってまわり、150 人あまりの参加で赤川大清掃を行った。
そして、EM ダンゴ 6000 個を投入し、赤川の川底のヘドロを溶かし、ホタル 800 匹とホタルの食べるニナ貝 1500 個を投入、去年、今年と 50 匹以上のホタルが出現し、赤川はかつてのホタルの名所の復活がなった。地元の人々は大喜びである。また今年は出雲大社の遷宮があり、観光客も JR 出雲市駅の近くの赤川にホタルが出るということで、ちょっとしたブームになった。
その他、去年より小中学生に対し、環境教育を実施しようと部員で企画、地元の森林関係の方に第1部、講演を(森林の重要性について)してもらい、第2部で紙すきや竹とんぼ作り、ハンカチ、タオルなどの染色も行い、合計 4 回開催した。年間 4 回の開催で130 人を超える小中学生の参加があった。
また韓国の高校生を招待して、海岸清掃を行い、韓国のゴミがいかに多いかを知ってもらった。そして、韓国に帰って、ゴミを捨てない活動(キャンペーン)を韓国の高校生が行ってくれ、近年韓国のゴミは確実に減少してきている。(韓国の高校生 20 名、IAC30 名、出雲 RC、島根県庁 12 名)/計 62 名の参加があった。また、韓国の高校性と共に EM ダンゴを投入、説明もした。またドイツの大学生と交流会をし、EM の意義と EM ダンゴについて話をし、英語版の資料も渡したところ、ドイツの大学生は EM にとても興味を持った。
成果・実績
宍道湖ヨシ植え(12 年間で 10 万本のヨシ)、ドングリの森作り(11 年間で 33 万本)、出雲市千年の森づくり(12 年間 10 万本)、松江市花仙山植林(3年間、4000 本)を植林した。これは地球環境、地域の環境保全のためにかなり役に立ったことと思う。
また、日本海岸は中国、北朝鮮、韓国のゴミでいっぱいであり、島根県のゴミの廃棄は年間 2000 万円もかかるという。私達と島根県庁国際交流課の協力で韓国の高校生と海岸清掃を行った。そして、韓国の高校生は大量のゴミの実態をよく認識し、韓国へ帰ってキャンペーンをしてくれた。結果として韓国のゴミは減少し、県庁や市町村の方たちに賞賛された。
また、現在、マンションやホテルの増設で汚染された赤川、かつてはホタルの名所であったこの川をよみがえらそうとした。赤川清掃を地域に呼びかけると150 人の参加があり、毎年コンスタントに参加して下さるようになった。ホタルも 50 匹以上の出現もあり、地元の商店街、町内会も昔のようにホタルの名所にしようと本格的に活動するようになった。
次に、小中学生を西高の理科室に招き環境保全教育をしているが、毎年好評である。昨年は 130 人以上の参加があった。このような地道な活動も継続的にやっていきたいと思う。