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地域交流活動から国際貢献につながる取り組みの模索

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地域交流活動から国際貢献につながる取り組みの模索

神奈川県立氷取沢高等学校

活動内容について

ボランティア部の活動内容はこちらよりご覧ください。

目標・今後の計画

私たちは活動のキーワードを「ThinkgloballyActlocally」とし、世界規模で考え、地域的に活動を行うことを目指した。まずは地域のために活動を行い、地域から世界規模で活動するための手がかりを模索している。活動を通して「アイデア力」をのばし、地域交流の一環としての新たなボランティア活動を考案し続けることも目標のひとつである。また、実践して経験したことは、国際貢献・交流活動につながるようにしたいと考えている。

活動内容

持続可能な社会に対応した地域貢献のために何ができるのかアイデアを出し、活動の柱として廃油ハーブ石けんづくりを行った。
まず地域ボランティアから家庭廃油を集め、農家から借りた畑で採れたハーブを使い、手作り石けんを開発する。商品は、地域バザーで他のエコ商品とともに販売を続け、生徒による自主運営を確立した。
なお、廃油ハーブ石けんは、途上国への提供にも挑戦した。途上国の実情を調べ、教職員、JICAと協力関係を築くことで、現在、フィリピン・ベトナム・タンザニアとの交流が可能となっている。どうしたら異文化・言語の壁を乗り越えられるかを考え、生徒自身のプロフィールや活動理念と活動内容を途上国に示すことで、NGOなどにアピールを行った。
畑では、人参、トマト、オクラ、セージ、スペアミント、カモミールを栽培している。育てた野菜でカレーを作ったり、ハーブを使ったケーキを焼くなどし、福祉施設に提供した。
このなかでとくに力を注いだのは、健康ハーブ歯磨き粉の普及である。学校や地域福祉施設で実践させてもらい、さらにフィリピンとベトナムに提供した。今後も途上国に交流を目的とする手段として提供、提案していこうと考えている。

成果・実績

エコ活動の一環として、落ち葉集め、堆肥づくり、家庭廃油回収、畑運営、商品開発を地域ボランティアに結び付けるという、サイクルができた。循環型社会における教育活動・ボランティア活動としては地域交流や国際交流の拡大という結果をもたらした。
大切なことは生徒自身のアイデアと地域をよりよいものにしていきたいという想いを持つことである。そして生徒の間に小さな試みと実践を積み重ね、今後も継続的に新たな発想をしていこうという雰囲気があることである。

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