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山芋のグリーンカーテンでGOOD★LIFE

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山芋のグリーンカーテンでGOOD★LIFE

兵庫県立篠山東雲高等学校

活動内容について

特産でeco and smileの活動内容はこちらよりご覧ください。

目標・今後の計画

山の芋グリーンカーテンの蒸散効果を用い、篠山市内の使用電力量を削減し市内全体の節約を行う。山の芋グリーンカーテンを新たな篠山市の生活の糧として市内に普及させ、生産面積や収量に伴って減少し続けている山の芋の知名度を回復させ、地位を向上させる。
今後は、簡易に山の芋グリーンカーテンに取り組んでいただけるような商品を開発し、JAや地元企業と連携していく。

活動内容

篠山市の環境課と連携し、市内の全小中学校(今年度は 19 校、約 3000 人の児童・生徒にPR)や全幼稚園、保育園(14 園)に赴き山の芋グリーンカーテンの講習会を行い、山の芋の成り立ちやグリーンカーテン化した理由、効果などに始まり栽培管理、水管理、収穫適期、調理方法に至るまで様々なことを教えています。
普段はその山の芋ウィルスフリーを大量生産し、世界に 1 つだけの山の芋グリーンカーテンをたくさんの人に取り組んでもらえるよう日々研究しています。研究内容はウィルスフリーの有効性の検証や、節電効果など。今年度は上述したように、市内各所にカーテンを設置していただき、市内で約 40 万円の節電効果が試算されました。
また、収穫した山の芋を親子との食育イベントに使用するなど、環境と食育、生活をつなげる活動を展開しています。篠山市民の約 5 人に 1 人は私たちの活動に協力、関与していただいています。
詳細としては、市民向けの山の芋グリーンカーテン講習会。この講習会には環境問題に興味を持っている市民の方々や農家の方々など、様々な方に参加していただいています。(今年度は 30 名)また、親子の食育講座として 200 人を対象に、私たちが山の芋グリーンカーテンの効果(節電効果や緑の癒し効果)をプレゼンし、頑張って育てた山の芋を収穫して親子で調理して食べてもらうところまでを解説しました。また、それ以外にも栽培キット 300 セットを無料配布しました。次に、私たちの活動は「広報篠山」や農業クラブの機関紙「リーダーシップ」にも掲載され、篠山市内だけでなく、日本全国に広がりました。
今年度は、市内の農家やJAと連携し、全世界に 1つだけ!「篠山の芋グリーンカーテン栽培キット」の開発を進めています。ここで使用する山の芋は上述したようにウィルスフリーであるため、葉面積がアサガオやゴーヤよりも大きく(1.5〜 2 倍)グリーンカーテンとして非常に有効性が高いものとなっています。

成果・実績

カーテンの有効性について検証したところ壁面温度は 15℃、室内温度は 2℃減少しました。
また、私たちの使用する山の芋は葉が大きく、生育期間が長く被覆率や節電効果が高く篠山の夏季の生活を快適にしました。
また、この山の芋グリーンカーテンは、市内全小中学校、全保育園幼稚園ほか市役所の庁舎などに設置されており、この活動は市内全体を巻き込む活動となっています。篠山で生まれた子供は、必ず、山の芋のグリーンカーテンを見て育ち、それを食べて育つといった状況にまで拡大しています。
また、今年度の環境省主催、グッドライフアワードでは審査員特別賞を受賞しました。

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