アジア各国でのCSR活動

2007年 シハヌーク・イオン博物館

「カンボジア人による、カンボジアのための、カンボジア遺跡の保存・修復」を方針に活動する、上智大学石澤学長率いるアンコール遺跡国際調査団のカンボジア人考古学研修生達によって、12世紀末の仏教寺院バンテアイ・クデイ遺跡から歴史的価値のある千体仏石柱を含む274体の石仏が発掘されました。イオンはカンボジアの文化遺産がカンボジアの誇りになることを願って、これらの石仏をカンボジアの地で研究と保存をするため、アンコールワットの隣接地に「シハヌーク・イオン博物館」を建設支援しました。

これらの石仏は仏教からヒンドゥー教に変わったときに廃棄されたもので、心ある人達の手により丁寧に埋納されており、博物館に保管された石仏は、高貴な美しさに満ちあふれ、和やかでやさしい表情を浮かべています。

2007年11月2日にはカンボジア王国ノロドム・シハモニ国王陛下ご臨席のもと、完成式典が挙行されました。イオンはカンボジアの文化遺産であるこれらの石仏が、同地で末永く研究・保存され、カンボジアの人々をはじめ、当地を訪れる人々に愛される博物館になることを願っています。

  • シハヌーク・イオン博物館
    シハヌーク・イオン博物館
  • シハヌーク・イオン博物館 完成式典
    シハヌーク・イオン博物館 完成式典
  • バンテアイクデイの発掘現場
    バンテアイクデイの発掘現場
  • 発掘された千体仏石柱
    発掘された千体仏石柱