近野教育振興会のあゆみ
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概要
近野兼史・英子夫妻の私財により1992年に「財団法人近野教育振興会」が設立されました。「育てられた米沢の地で青少年に対して協力できる方策は何かと模索した時、若き頃の経済的余裕の無かった学生時代を思い出して、経済的困難に堪えている学生に対し、精神的・智的・経済的な援助をしようと考えた」ことが、設立のきっかけでした。
以来30年以上にわたり、奨学生支援事業、教育支援事業、米沢市環境整備事業などにより、山形県米沢市の反映に貢献しました。
真実を見極める、正しい人間観を持った青少年各人が、人の為社会の為に役立つ行いをもって地域の繁栄幸福に貢献するという想いに共感し、公益財団法人イオンワンパーセントクラブが、近野教育振興会の想いを未来につなげます。
平成4年
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奨学生支援事業:近野兼史・英子夫妻の私財により「近野教育振興会」設立
教育支援事業:山形県立米沢養護学校へ「研究助成金」贈呈(以降27年間継続して実施)
高校在学生を対象に、返還不要の奨学金を給付(以降32年間継続して実施)
平成5年
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米沢市環境整備事業:奨学生による記念植樹祭を実施、米沢市環境整備計画に寄与(以降31年間継続して実施)
平成13年
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教育支援事業:米沢市内の小中学校教諭を対象に「教育研究奨励金」贈呈(以降23年間継続して実施)
平成14年
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財団創立10周年記念誌 「今こそ教育」、奨学生通信第一集 発刊
平成19年
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財団創立15周年・会館竣工記念誌 「愛こそ教育」、奨学生通信第二集 発刊
平成26年
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財団創立20周年記念誌 「未来を創る教育」 発刊
平成27年
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財団創立20周年記念事業 「安岡定子さんの講演会」開催
教育支援事業:米沢市立小中学校へ百科事典贈呈、仙台市へ図書贈呈
教育支援事業:米沢興譲館高等学校 「科学の甲子園」 激励金贈呈
平成28年
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教育支援事業:米沢興譲館高等学校「科学の甲子園」激励金進呈
平成29年
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米沢市環境整備事業:北村公園整備資金贈呈
令和2年
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教育支援事業:米沢興譲館高等学校 「科学の甲子園」 激励金贈呈
令和4年
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米沢市環境整備事業:奨学生記念植樹 累計41本(米沢総合公園・北村公園・成島わくわくランド)
令和5年
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財団設立30周年記念DVD制作、配布
令和6年
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財団創立30周年記念誌 「以心育人」 発刊
公益財団法人イオンワンパーセントクラブが奨学生支援事業を承継
表彰
平成9年
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米沢市功労者表彰
平成20年
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日本赤十字社 金色有功章
平成22年
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米沢有為会 教育功績者表彰
平成26年
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米沢市功績者表彰
平成27年
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仙台市教育委員会 教育功績者表彰
平成28年
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日本赤十字社 社長表彰
奉仕のこころ
信念を行動に
育てられた米沢の地で青少年に対して協力できる方策は何かと模索した時、若き頃の経済的余裕の無かった学生時代を思い出して、経済的困難に堪えている学生に対し、精神的・智的・経済的な援助をしようと考えた次第です。地域社会の一隅を照らす存在として微力を傾注し、平成4年6月「財団法人近野教育振興会」を設立しました。おかげさまで、多くの協力者にも恵まれました。
後を継ぐ青少年にロマンを与え、育英制度を設け、毎月奨学生通信を通じて多くの奨学生と係り、その啓蒙につとめてきました。「人をつくる・人の心を育む」という使命を、まさに天命と考えています。人間は一人では生きてゆけるものではありません。
人間というものは、多くの人々によって生かされているものと思います。このことを明日の日本を担う青少年に正しく理解される事を願っております。謙虚な心、素直な心になって、天地一切を見るとき、ただ有難い、みなさまのお陰で生かされている喜びのみが存在します。雨や嵐があってこそ、晴れの有難さが分かり、苦しみや悲しみを味わった人にこそ、本気の幸せが分かるような気がします。利益を忘れた奉仕の心にこそ、本当の奉仕があることをわすれてはならないと思います。奉仕を祈りとして今後も進みたいと思います。
( 「今こそ教育」 より )
さくら
楽しく希望をもって住める環境づくり
米沢市内の各所に桜を植えて環境美化に協力しようと考えたのは、昭和49年の春でした。桜は古くから人々に愛好されてきた日本の国花です。私も19歳の春海軍に所属して太平洋を駆け巡りました。散るが定めの命と、日本人なら誰もが桜を愛し、桜の咲く春を好んだ人が多かったと思います。桜を郷土米沢にもっともっと植えて、米沢の桜として人それぞれの考えをもって鑑賞し、皆が楽しむ事の出来る平和な街として、環境づくりに貢献する事ができたらとの考えからでした。
( 「奨学生通信」 より )