2012年 アジア・ユースリーダーズ(大学生)
第3回となる2012年は、琵琶湖をモデルに「水と経済」についてディスカッションを行い、価値観の多様性について理解を深めました。同時に4ヶ国の大学生が友達になりました。
実施日 |
2012年11月23日(金)〜 30日(金) |
実施場所 |
東京都、茨城県、滋賀県 |
参加者 |
ベトナム、タイ、インドネシア、日本の大学生96名(各国24名) |
スケジュール
11月23日(金) |
来日時オリエンテーション、ウエルカムパーティー |
11月24日(土) |
霞ヶ浦視察(茨城県立霞ヶ浦環境科学センターにてNPO法人アサザ基金による講義および水質分析実験体験) |
11月25日(日) |
日本文化視察(京都南禅寺水路閣、比叡山延暦寺) |
11月26日(月) |
琵琶湖視察(滋賀県庁、JA北びわこおよびイオントップ バリュによる講義、近江八幡視察)および「環境未来宣言」ディスカッション |
11月27日(火) |
琵琶湖視察(湖南中部浄化センター、琵琶湖博物館視察およびケーススタディディスカッション |
11月28日(水) |
ケーススタディディスカションおよび発表準備 |
11月29日(木) |
ケーススタディディスカッション発表会、イオンモール草津視察および記念植樹、フェアウエルパーティー |
11月30日(金) |
帰国 |
「環境未来宣言」
「環境未来宣言」(要約)
環境への認識不足により、近年地球温暖化や生物多様性の喪失や疾病等の多くの深刻な環境問題が生じている。 もし我々の姿勢を改めなければ次の世代がその負担を負うことになる。アジアは近い未来、より開かれた国々となり、アセアン大学生環境フォーラム2012に参加する私たちは、環境に配慮したより良い社会を実現するために、ここに次の行動目標を宣言する。行動目標
- 1.グリーン・アクッションネットワーク化
- 2.グリーン・ライフスタイル教育
- 3.世界の調和
フォーラムの様子
一日目:11月23日(金)オリエンテーション、ウエルカムパーティー
五日目:11月27日(火)ケーススタディ、ディスカッション
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↑湖南中部浄化センターで講義を受ける
学生たち
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↑講義で学んだことをケーム毎に議論す
る学生たち
七日目:11月29日(木)発表会、フェアウエルパーティー
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↑チーム毎にオリジナリティに溢れた発表会
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↑「環境未来宣言」に調印した各国のリー
ダーたち
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↑伝統舞踊を披露するベトナムの学生た
ち
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↑伝統舞踊を披露する日本の学生たち
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↑プレゼント交換する学生たち
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↑フェアウエルパーティーでの記念撮影
参加者の感想Voice

参加者の感想
他国学生との交流及びディスカッションが自らのスキルアップという点でとてもためになった。僕自身を含め、日本人には英語で討論する機会が少ない。ESSなどで経験がある方もいたかと思うが、何よりの収穫はアセアン学生の積極性であろう。日本人の方が系統立てて考える分、発言までに時間がかかる一方、彼らは思いついたらポンポンしゃべるというか、会話慣れしている感じがした。海外の学生の実態が生でわかる貴重な機会であった。
学生
環境についての意識を高めるだけでなく、現在の環境破壊に対して、最も合理的で効果的な解決策を共に見つけることができたフォーラムだった。私たちが選んでいる方法は、完璧ではないかも知れないが、それが、私たちが強く信じ努力すべきことなのだと思う。
学生
ディスカッションでは、合意と反論の両方があり、笑いが起こり…気が付いた のは、これらすべてがチームとして私たちをより一層緊密な関係にそして強くするということである。チームが一緒になって考え行動することで、障害は克服できるということを学ぶことができた。
学生
これまで環境問題は自分にとって重要ではなかった。このフォーラムに参加して、経済成長の途中でも持続性を維持しながら、水質を保全するための問題解決ができる多くの可能性が自国にもあることが分かった。水管理技術をどのように構築するのか、日本からもっと多くのことを学びたい。特に、日本のトイレのセンサーシステムにおける技術に感動した。2013年イオンモールのインドネシア進出を歓迎したい。
学生